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2011年9月3日土曜日

定職がなくなる!?ソーシャル時代に登場する未来の仕事


インターネットがこれだけ発達した時代なんだから、ネットを使ってお金を稼ぐ方法くらいあるはず!・・・なんて考えたことはないでしょうか?僕はよくあります。今回紹介する記事では、「誰でも個人名を使ってお金稼ぎができる社会」についておもしろいアイデアが紹介されています。

まずはっきりさせておくと、「個人名を使ったお金稼ぎ」とはつまり「自分を売りに出す」ということです。例えば、音楽家やデザイナーなど、アーティストと呼ばれる人たちは自分の名前で仕事をしています。コブクロのCDがどのレコード会社から販売されていても、ファンはコブクロだからCDを買いますよね。

お客さんを自分のものにするメリットとして、会社が倒産してもお客さんをキープできます。
例えば僕の友人でデザイナーをしている人がいるのですが、彼の上司(デザイナー)がその会社を辞めて転職するとき、お客さんも一緒に転職先に持っていってしまったため売り上げが激減し、会社が潰れそうになったことがあるそうです。
お客さんからすれば、今まで仕事を任せてきた信頼できるデザイナーなのでそう簡単に代わりが見つかるものでもないということでしょう。このように、自分に付いてきてくれるお客さんがいれば、会社がどうなっても収入を確保する状態をキープできるわけですね。

さて、これは別にデザイナーに限ったことではなく、一般の人でもできることです。
例えば、ギターが得意で初心者くらいになら教えられる、としましょう。どうやって生徒(お客さん)を探そうかと思ったなら、SkillShare, Pal Localeのようなスタートアップが提供しているオンラインサービスが役に立つかもしれません。

SkillShare―誰でも先生になれる

SkillShareはコミュニティー型の先生(講座)探しサービスです。自分が住んでいる街で、自分が学びたいスキルを教えられる人を探して、オフライン環境で教えてもらうことができます。週末にギターを教えてお金を稼ぎたいなら、そのサイトにプロフィールと教えられるスキルを登録すればOK。あとは生徒が集まるのを待ちましょう。
現在生徒募集中の講座は「5000ドルあればできる、スタートアップ立ち上げのアイデアを思いつく方法」、「どんなカメラでも良い写真を撮る方法(ケータイでも)」、「絵画入門1:油絵のテクニック」など。他にもファッション、スポーツ、健康など様々なトピックをカバーしています。
SkillShareが目指すのは、誰もが教え合う「学びの革命」を導く企業になることで、お金を稼いで成功するには大学を出ないといけないというアメリカ社会の常識を崩すことにあります。

Pal Locale―オールラウンドに個人を共有

Pal Localeは「どんな友達も借りてしまおう!」がコンセプトの有料友達貸し出しサービス。まだローンチされてないですが、基本的に自分が他人にできることならなんでも提案できるので、頼む人がお金を払っていいと思えることなら何をしてもOK。
普段気にも留めなかった街を誰かに案内してもらったり、誰かに新しいスキルを教えてもらったり、誰かのおまかせでナイトスポットに連れて行ってもらったり、なんてこともできます。

My Guidie―ツアーガイドを身近にする

MyGuidieは旅行者に地元を案内してお金を稼げるというサービス。ポーランドのスタートアップが始めたサービスで、プロかアマチュア旅行ガイドとして自分が詳しい都市を案内することになります。利用者は旅行先の土地をガイドしてくれる人をオンラインで探し、気に入ったガイドを選ぶことができるし、逆に案内人になりたければオンライン上にプロフィールを載せて、お客さんを待つことになります。案内して報酬を受け取った後、お客さんは満足度を考慮して案内人を評価することになるので、高評価を集めればお客さんからの依頼が途切れることはないでしょう。

TaskRabbit―雑用仕事マーケット

TaskRabbitは雑用仕事をやってくれる人をツイッター的に募集するサービスです。
どんな雑用をいつまでにやってほしいかを投稿し、やってもいいよと言ってくれる人にお金を支払います。
現在募集中の仕事は「棚の取り付け」「掃除」など、つまらなそうな仕事ばかりですが、オンラインで仕事を頼んだり頼まれたりできるという点で、これぞ21世紀の仕事マーケットと言えます。
TaskRabbitsで仕事をやってくれる人は、仕事をリタイアした人でスキルはあるけれど家で時間を持て余している人、専業主婦(主夫)で家計に少しでも貢献したいけど時間的な自由はほしい人、景気が悪いときにちょっとしたお小遣い稼ぎがしたいパートタイム従業員(フルタイム従業員)など。逆に仕事を投稿する人は、忙しいビジネスパーソンや、雑務処理に人手がほしい個人事業主などです。
このサービスは現在アメリカのボストン、サンフランシスコベイエリア、ニューヨーク市、ロサンジェルス、オレンジカウンティーで運営中で、専用のiphoneアプリからもアクセスできます。

さて、上に4つのサービスを紹介しましたが、
このようなサービスを提供するビジネスは実際どのくらい有望なのでしょうか?

このような「個人のスキルを他人に提供するマーケット」を作り出した企業として、「AirBnB」や「Couchsurfing」などがあります。この手の「短期宿泊先レンタルサービス」が近年盛り上がっているところを見ると、「個人の宿泊先レンタル」から「個人スキルのレンタル」という発想に繋がったのは自然なことかもしれません。

今のような景気であればなおさら、このような「個人が個人にスキルを売るプラットフォーム」を作る意義は大きいでしょう。
古株のebayやCraigslistのようなサービスを引き合いに出すまでもなく、「AirBnB」や「Couchsurfing」の人気ぶりは「マーケットとしてのインターネット」の存在感を示しています。そして、ネットは「個人が個人にスキルを売る」のに最適(不可欠)な場所と言えるでしょう。

ジャーナリストのJeff Jarvisは自身のブログで「仕事のない未来」という記事を書いています。
彼は、テクノロジーの発展が(効率化により)多くの仕事を奪っているとし、それに置き代わる新しい仕事も生み出されていないと述べています。

アメリカ経済が落ち込んでいるのは、テクノロジーが成長を超える速度で発展しているからだ。
例えば新聞業界では近年何千ものジャーナリスト職が失われたが、経済が回復してもその仕事が戻ってくることはないだろう。
新しい仕事は起業家によって作られる。(だから私は起業ジャーナリズムを教えている)
しかし、これから新しい企業が生まれても、以前より多くのジャーナリストを雇うことはないだろう。
報道するニュースはこれまで通り存在し続けるが、インターネットのおかげで労働生産性が上がってしまったからだ。


小売り業界ではどうか。(アメリカの小売りチェーンの)Borders. Circuit City. Sharper Image. KB Toys. CompUSAを見てほしい。
どの街のメインストリートにもどのモールにも、お客が来ないような店舗は必ずある。
「短時間で物欲を満たすために近所で買い物するような行為」はこれから贅沢なサービスだと認識されるようになるだろう。
なぜなら、離れた場所で経営資源を集中し大規模にビジネスを展開するほうが遥かに効率的だからだ。
小売業界を破壊しているのはウォールマートではなくアマゾンだ。
アマゾンがやっているようなオンライン上の透明な価格設定は、全体的な価格を下げ、多くの企業が受け取る利益を減少させるだろう。小売業界は今よりさらに効率的になっていく。

現在私たちは、大規模なビジネスをするのに今までほど多くの労働者を必要としません。
でも、もし仕事がなくなったらお金も使えなくなるし、私たちはどうなってしまうのでしょうか?経済はどうなってしまうのでしょうか?

上に紹介したように、「個人が個人にスキルを売るマーケット」はこの問題の一つの解決策になるでしょう。個人が個人から直接お金を稼ぐことができるからです。確かに、これらのサービスで稼げるお金はせいぜい軽い副収入程度でしょう。(実際、このサービスだけで食べていける保証はどこにもない) ただ、今よりずっと多くの人が自分のスキルを売り出してお金を稼がないとどうにもならなくなる社会が来るとすれば、これらのビジネスは間違いなく時代を先取りしていると言えるでしょう。

これから経済がどうなるのかはわかりませんが、個人が個人からお金を稼ぐ流れはこれからも大きな意味を持つと予想されます。(それ以外の選択肢がない状況にあるとも言えます)
しかし、個人から直接提供されるサービスにお金を払ってもいいと思える人なんて実際多くいるのでしょうか?
SkillShareやTaskRabbitの今後に注目しましょう。


  • この記事はTheNextWebというメディアの下の記事を翻訳し、個人的な経験も含めて加筆したものです。

元記事リンク↓

2011年6月30日木曜日

お金が貯まる人、貯まらない人の違い


「お金に困る人は、収入が少ない人?」 実はそうではないようです。

正しくは、「お金に困る人は、お金の管理能力がない人」

シロクマさんのブログによると「お金の管理能力がない人」の特徴は次の3点だそうです。
①買い物をする際に、金銭の節約という概念が無い。 欲しいと思ったら我慢せずに買ってしまう。放っておけば、一ヶ月の収入の大半をたちまち使い果たしてしまう。
②.生活技能・生活感覚を欠いているために、食事を自分でつくることが出来ない。それどころか、スーパーで安い食べ物を買うことなく、より家に近くて割高なコンビニエンスストアで買い物してしまう。外食もひんぱん。
③.煙草やアルコールのような嗜好品を好み、やめるどころか減らすことも困難な状態。
シロクマの屑籠(汎適所属)「お金に困っている人はえてしてお金がかかる」より抜粋

これを聞いて あぁ自分もちょっとはあるかも・・・・と思う人は多いはず。
ここまで極端じゃなくても、お金があれば使ってしまうような人っていますよね。

この場合、
お金の管理能力がないからお金に困る場合と、
ただ単に、自分の意思で欲しいものを買うからお金に困る場合とがあります。

例えば、コンビニで何かを買うとき、自分なりの理由があるでしょうか?
それとも「なんとなく」買ってしまっていますか?

コンビニにあるものは、大抵の場合スーパーで安く買えるので、
それをわかっていてコンビニで買うには、よほど聞こえのいい「言い訳」が必要です。
(コンビニにしか置いてないものがあるからとか、近くにあって便利だからとか、タバコを買うときのついで買いとか)

そうではなく、なんとなくコンビニで買っているのなら、
お金の管理能力はあまりないと思ったほうがいいでしょう。

じゃあ、自分なりの理由はしっかり持っていて、
それでもコンビニで買い過ぎてしまうような人はどうすればいいでしょう?
(つまり単純に買いたいものが多い人たち)

英語では、お金がかかる女の子のことを
A girl with high maintenance と言ったりします。

選ぶならハイメンテ女子よりローメンテ女子にしたほうがいい!という教訓はここから生まれるわけですが、これは言いかえれば、世の中には生まれながらにハイメンテな人とローメンテな人がいるということです。
車で例えるなら、少ないガソリン(お金)で長距離走れる(燃費がいい)人と、
同じ距離を走るのにより多くのガソリンを必要とする人。
まさにプリウスとアメ車でしょう。

僕は、このハイメンテな人とローメンテな人の違いは性格的なもので、
なかなか変えるのは難しいと思っています。

なので、ハイメンテな性格な人は、性格を変える努力をするか、
ハイメンテな生活を支えられるだけの収入を確保するしかないと思います。

2011年6月13日月曜日

モノを持たない生活が魅力的な理由



先週の日曜日に、家の中にある要らない家電製品を捨てました。
テレビ、ホットプレート、コタツ、ビデオデッキ、ファンヒーター、オーディオの6点。
捨てるのに8600円もかかるのは高すぎると思ったけど、
捨ててみて気分が良くなったので良しとします。
テレビ以外は壊れていて、
家の中でスペースを占領しているだけだったのでなおさらです。
なんでこんなにモノを持たないことにこだわるかと言えば、
結局はシンプルな部屋が一番好きだから、です。
ある有名なデザイナーいわく「世界で受け入れられるデザイン」とは
「シンプルさ」らしい。
なんかわかる気がする。

例えば、無印良品の商品が好きな人は多いと思うけど、
これも「シンプルさ」ですよね。
決して安くはないけど、無駄な機能がないし、色も洗練されてる。
「シンプルでいい」っていう諦めじゃなくて、
「シンプルがいい」っていう憧れ。
chikirinは面白いことを書いてます。
欧州の家電のデザインが素敵なのは、機能を絞り込むからです。欧州の市場は人が豊かになってからの期間が長いので、「機能が少ないことの付加価値、ごちゃごちゃしていないことの付加価値」を理解しています。
デロンギのオーブンにはレンジ機能はついてないし、ティファールのポットに保温機能がありません。だから売れているんです。これらは、時には「機能てんこ盛り」の日本製品より高く売れます。消費者が「機能が少ないシンプル商品という付加価値」を認めているからです。
chikirinブログ 「エアコン設計に見る昭和的発想」より抜粋
きっと世代間でシンプルの捉え方が違うんですよね。
若い世代はシンプルなことそれ自体に価値を感じるけど、
親世代はシンプルだと
「(お金がなくて)シンプルなものしか選べない」という捉え方をする。

こういうことを言っていると草食系男子とか言われてしまうんですかね~
どうせならシンプル系男子とかにしてほしいですね。

2011年5月16日月曜日

「台湾ありがとうTシャツ」を作ってます



東日本の震災に対する台湾からの寄付がすごくてニュースになっています。


僕はこのニュースを聞いたときすごく感動しました。
寄付してくれたのは台湾だけじゃないけど、
台湾の物価水準が日本の数分の1、ということを考えれば、
この額の寄付を集めたのは本当にすごいことだと思います。

少し前に「謝謝台湾計画」というのがあって、
台湾の主要新聞に感謝の広告を載せる費用を集める計画で、
ツイッターで広まり、多額のお金が集まったというものです。
これは実際に台湾の新聞に「台湾ありがとう」の広告が載ったそうです。

新聞に感謝の広告を載せるのもいいですが、
ぜひ台湾に行って、台湾人に「ありがとう」って言いたいですね。

金美齢さんが、先週の「そこまで言って委員会」で
「台湾に感謝したいならぜひ台湾に旅行に来てください」
と言っていたけど、ホントにいいアイデアだと思います。
旅行という形で恩返しになるので、みんなが満足できる。
実際、台湾はとてもいいところです。

僕も台湾に行きたいと思っているのですが、
どうせ行くなら「謝謝台湾」的なTシャツでも着ていきたい。
実際に「謝謝台湾」と書かれたTシャツを着て台湾に行った人もいるそうですが、検索してもそんなTシャツは売ってないので、おそらく自作したんだと思います。

そこで思いついたのが、
Tシャツを作る、というアイデア。
ちょうど、友達の台湾人でデザイナーをしている人がいました。

何度か絵を見せてもらったことがあるのですが、
おもしろい絵を書く人です。
アイデアを話してみると、二つ返事で引き受けてくれました。
本人もかなりやる気があるらしく、
「サンプルの絵が書けたらすぐに見せるから」
と言ってくれました。

そういうTシャツ、あったら買いたいと思いますか?
今それを、日本で売り出そうと考えています。

今考えてるのは、利益の何割かを、
台湾の慈善団体に寄付するというアイデア。
今世界中のメディアは震災のことばかり報道してるので
東日本の日本人には寄付は集まります。
でも、それ以外にも寄付を必要としてる人はいるはず。

おそらく、台湾にも寄付を必要としてる人はいるはずで、
そういう人たちのために寄付しようと思っています。
震災寄付の恩返しとして。

誤解のないように言っておくと、
全額寄付をするつもりはないので、
これは「お金儲け」だし、「ビジネス」です。

そういう意味で、批判があるかもしれないですが、
僕はお金儲けは悪いことだとは思ってません。
お金儲けしなければ寄付もできないわけなので。

まあ僕は特に何もしていないので
あまり利益を取るつもりはないのですが、
デザインをしてくれるその台湾人の友達は
利益を受け取るべきだと思っているので、
無理にでも渡そうと思っています。

とにかく、
made in Taiwan, designed by Taiwaneseの
「台湾ありがとう」Tシャツ。
+αで利益の一部を震災の被災者ではなく、
台湾の困っている人に送る。

セールスポイントとしては・・・
1.台湾に着ていくことで、現地人に注目されること間違いなし。
2.旅行先で台湾人と仲良くなれる=旅が楽しくなる。
3.台湾人の友達ができて、
  勢いで台湾人の彼女ができる!

といった効果が期待できます!

ま、現地で話題になるのは間違いないし、
寄付とか堅苦しく考えずに、
台湾旅行を楽しくするアイテム
と思ってもらえればいいかと思います。

(でも一応言っておくと、実際、日本人男性の印象は台湾女子の間では悪くはないし、台湾人の女の子はかなりかわいいです。)


デザインは作成中なので見せられないですが、
今のところ僕の友達の中では2人、「買うよ」、
と言ってくれています。

興味がある方は、ぜひ意見を聞かせてください。

2011年3月21日月曜日

彼女の判断を曇らせるもの


先日、外国人のある友達がMSNで話しかけてきました。
その人が言うには「今迷っていることがある」そうなのです。

彼女は母国で日本語の勉強を長い間続けていて、
日本語もある程度はわかります。
現在は働きながら、日本語会話スクールに通っているそうで
なかなか熱心な日本語スピーカーです。
  • 勉強を続けるか、やめるか
その彼女の悩みとは、
「日本語の勉強を続けるか、辞めるか」というものでした。

なんでも、働き始めてから払う税金も増えてきて、
それでも海外旅行とか、ショッピングもしたいし、で
いろんな出費が増えてきた。貯金もしたいし、
どうもこれは何かを削らないとダメだということになり、
白羽の矢が立ったのが「日本語の授業料」ということらしい。

僕は軽く「辞めたらいいじゃん」って言ったのですが、
彼女は「でも、今まで続けたから今さら辞めたくない」
と言うのです。
  • 今まで続けたことを辞めるのは難しい
今まで続けてきたことを辞めるには、かなり強い決意が必要です。
なぜなら、今まで続けてきて積み上げてきたものを辞めるとなると、
これまでやってきたことが全部無駄になるような気がしてしまうから。
語学の場合は特にそうで、使わないとすぐに忘れてしまう。
おそらく、これは語学に限ったことではなく、
どんな種類の勉強でも、続けていないと忘れてしまって、
いずれは役に立たなくなってしまいます。

(例えば、僕は大学時代に中国語を2年も勉強していたけど、
2年経った今、ほとんどの表現はきれいに忘れてしまった)

だから、彼女が悩むのもよくわかります。
今勉強を辞めたら、せっかく覚えた日本語を忘れてしまって、
今までかけたお金と時間が無駄になってしまうからです。

  • 無駄遣いの原因はサンクコスト
ただ、ここにはちょっとした落とし穴があります。
それを「サンクコストの呪縛」と呼びます。

サンクコスト(sunk cost=沈んでしまったコスト)とは、
過去に投資したお金のうち、もう回収できない費用のことです。

ウィキペディアにいい例があったので引用します。
ある映画のチケットが1800円であるとする。しかし映画が余りにもつまらない時、1800円払った映画を見るべきか、それとも映画館を出て残りの時間を有効に使うかが問題となる。
  • 映画を見るのを止めた場合:チケット代1800円は失うが、残った時間を有効に使うことができる。
  • 映画を見続けた場合:チケット代1800円に加え、約2時間(上映時間)を失う。
(ウィキペディアより抜粋)

彼女の場合、
今日本語の勉強を辞めたら、浮いたお金で旅行に行ける。
宿題もやらなくていいので、他のことに時間を使える。

でも、もし勉強を続けた場合、
今後「日本語が必要な仕事に就く」ようなことがあればいいですが、
そんなチャンスがなかった場合は無駄になってしまう。
その時に発生する損失は、
早く辞めたときの損失と比べて大きくなってしまう。

実際、本人もあんまり学べていないので、
授業料が無駄になっていると感じているようなのです。
それでも授業を続けている理由は、
「今まで投資したから、
今辞めるとそれが無駄になるから」なのです。

でも、それを放置していると、
(払った分だけ勉強できていないのに)どんどんお金を使ってしまい、
結果的にもっと多額のお金が無駄になるのです。

その場合、「あのとき辞めていればよかった」となるわけです。
  • 中国語の授業を続けるか、辞めるか
僕の場合、中国語を1年勉強した後でこう思いました。
「1年やったのだから、もう1年やろう」
でも、そんなに中国語には興味はなかったのです。
少なくとも、勉強し始めた頃の熱意は消えていた。

純粋に中国語がおもしろくて、「続けたい!」のか、
「去年やったから、今年もやろう」なのか、
そこはよく考えたほうがいい、ということ。

僕は2年目も勉強を続けてしまって、
無駄だったなーと思っている。

過去に囚われたら、正しい判断ができなくなる、
とも言えるかもしれない。

もちろん、
彼女が将来的に日本語が必要になる仕事に就く可能性もあるから、
そこの判断は難しいです。

ただ、1つだけ言えることは、
「今までやってきたから」という理由だけで、何かを続けようとしているときは、もう一度自分の判断を疑ってみたほうがいい、ということです。