2013年12月8日日曜日

海外旅行の準備として!為替ロスを最小化する現金配達サービス


海外旅行で必ず考えないといけないのが両替の問題です。
「クレジットカードで決済できる場所にしか行かない!」というのであれば問題ないですが、現金を使う場所に行くなら、少なくとも小額の現金は持ち歩いておく必要があります。

私は少し前まで仕事で韓国に行く機会があり、少ない時でも月1回、多いときでは月2回ほど訪れていました。ハッキリ言って、韓国ほどクレジットカードが浸透している国はないと思います。ホテルや買い物はもちろんですが、タクシーや小さな露天でもカードが使えて驚いたことがあります。(地元の韓国人に聞いたところ、クレジットカード利用を奨励する法律があるんだとか)普通に旅行する程度であれば、韓国で現金を持ち歩く必要はないでしょう。

ただ、そんな韓国でさえ例外はあります。
代表的な例が地下鉄などの公共交通機関でしょう。
ソウル周辺でショッピングする程度ならタクシー移動も十分アリだと思うのですが、少し離れた場所へ行くには電車を使うのがベター。でも、地下鉄は現金でしか利用できないのです。(ただ、KTXといった長距離列車はクレジットカードで決済できます)韓国以外にも主にアジアの国を多く旅行しましたが、公共交通機関は現金決済しかできない国が多かったです。

結論として、「海外旅行に現金は必要」というのが私の経験則です。
そこで便利なのが「外貨両替ドルユーロ」です。

外貨両替ドルユーロ
https://doru.jp/

これは、外貨をクレジットカードで購入して旅行前に自宅に届けてくれるサービスです。
とてもシンプルですが、ありそうでなかったサービスですよね。
このサービスを使う最大のメリットは「為替ロス」を最小化できること
空港で両替した場合と比べて、数千円の差が出ることもあるようです。
実際に使ってみたのですが、ユーロ紙幣がしっかり届きました。



利便性も考えて小額紙幣を混ぜてくれるのもうれしい配慮です。
機会があればぜひ利用してみてください。

2012年11月7日水曜日

韓国でよく聞く「ハングルは世界一!」に関する疑問



僕は仕事で韓国に行く機会が多いのですが、
韓国人との会話で特に印象に残ったのが「ハングルは世界一」という言葉でした。
複数の人が口をそろえて同じことを言うので、おそらく韓国では一般的な考えなんだろうと思います。ただ、この記事ではそれを「信仰のようなもの」と一蹴しています。

ハングルは、15世紀に李朝の世宗国王の指示で作られた表音文字だ。それがなぜ「世界一」なのか、韓国人によれば「いかなる言語でも表記できる」からだそうだ。だが韓国社会に詳しい豊田有恒氏は、著書『韓国が漢字を復活できない理由』で、隣の国・日本の人名、地名すら正しくは表記できないと断じる。   それでも「ハングルは世界一」はもはや「信仰」に近い信念らしい。
産経ニュースより抜粋


これについて、ちょっと詳しく説明してみます。
韓国語がわかる人ならおそらく理解してもらえると思いますが、ハングル文字は子音+母音の組み合わせだけじゃなく、「子音+母音+子音」という組み合わせで発音する場合が多々あります。
例えば、「カルビ」という言葉はハングルでは2文字になるのですが、最初の1文字はCal(子音+母音+子音)となります。日本語ではCalu(子音+母音+子音+母音)となって子音の次には必ず母音が入るので、ここが大きな違いとなります。

この発音について知った時、すぐに「これは英語の発音に近い」と思いました。
以前から、英語の発音に関して言えば日本人より韓国人のほうが英語の発音がうまいと感じていたので、なかなか納得感がありました。
おそらく英語ネイティブスピーカーが「韓国語なまりの英語」と「日本語なまりの英語」を聞き比べた場合、「韓国語なまりの英語」のほうが理解しやすいでしょう。子音と母音がいつも一緒に発音される日本語、は英語の発音においてハンデを持っているのです

ただ、この話を韓国人にしてみると、
「それはハングルは世界で一番の言語だから」と親切に教えてくれます。
詳しく聞いてみると、「ハングルはどんな言語も正確に発音できるように作られた言葉」なんだそうです。
別にバカにするつもりはないのですが、「言葉に世界一とかあるのか」は大いに疑問です。あるとすれば、その評価基準が知りたいです。
(もしも言語優劣ランキングなるものがあって、そこにビジネス部門があれば、僕は英語がけっこう上位にランクインするのではないかと思います。英語のシンプルさ、立場による序列のなさ、率直さはビジネスと相性がいい気がします)

ただ、僕が興味を持っているのは、ハングルが世界一かどうかではなく、
なぜ韓国人はハングルが世界一だと信じているのか」ということです。
(テレビでそう言っているからでしょうか? そのほうが気分がいいから?)

これは日本人が自分たちのことを「日本人は仕事が丁寧」とか「日本製は長持ちする」と信じているようなものなのでしょうか?

機会があれば韓国人に一度じっくり聞いてみようと思いますが、もしこれが根拠のない信仰に近いものだとすれば、なぜこれほど多くの人が盲目的に信じられるのでしょうか? 日本には自虐史観があるので単純な比較はできないかもしれませんが、ここまで強く日本はすごいと言っている人はあまりいないように思います。

この疑問、差別発言なしで本質的に説明できる人がいればぜひ聞いてみたいです。

2012年9月29日土曜日

英会話の上達には「ゆるいライティング練習」がオススメ



英語は書くのが一番難しい。
英語に限らず、どんな言葉でも同じかもしれません。
じゃあ何が一番簡単かと言うと、実は英会話だと思っています。
「そんなわけない」と思う人は英語のライティングをして、みっちりネイティブに添削してもらえば「ライティングの難しさ」がよく分かると思います。ただ面白いのは、ライティングが一番難しいのにライティングをしっかりやると、英会話も上達するということ。

英会話が難しいと思っている人はライティングを練習するといいです。
今はLang-8(ラングエイト)というサービスがあって、自分のライティングをネイティブに無料で添削してもらえます。僕も一度試してみたことがあるのですが、本当にきっちり添削してくれてかなり驚きました。(相互添削コミュニティなので、相手の日本語も添削してあげると友達を作りやすいです)
もちろん、話せるようになるには「実際に話す練習」も必要なのですが、書けるならあとはそれを口に出すだけなので、ハードルはぐっと下がります。英語が書けるなら、言いたいことが頭に浮かぶという状態なので、あとは発音の問題とか、しゃべるときに緊張してしまうとか、そういうソフトな問題だけ。これは慣れが必要なだけで、確実に「なんとかなる」わけです。

ライティングとスピーキングの難易度は全然違うけど、両方ともアウトプットする行動という点で上達の相関性が高いのかもしれません。(リスニングとリーディングはインプットする行動です)

ただ、ガチにライティングを勉強しようとすると挫折すること間違いなしなので気をつけてください。僕もさっき英語のライティングをアメリカ人に添削されて挫折しました。さっきまでアメリカ人の友達とスカイプで話していたのですが、ほぼノリで「一緒にライティングの練習しよう!」と言ってきたのです。彼も日本語の勉強をしていているし、僕も将来的には英語の記事を書けるくらい英語力を上げたいと思っているのもあって、第1回目の練習を本当にやってみました。結果はこちら。

これが僕が最初に書いた英語原文↓
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Title: 
Don't expect people to ask you questions. 

I started working in Japan 3 years ago and many people taught me a great deal about work. 
First year was especially the tough one because I didn't understand most of the things.
People in office tell me what needs to be done and how I'm supposed to do it and they always did not forget to add this phrase at the end.
"Ask me questions if you don't understand"
I undoubtedly accepted the phrase and i even appreciated it. 
Yes. I have to ask questions if I don't understand. That's natural. 

After the first year, I started teaching about work to the new employees, the fresh graduates. 
And of course, they don't know anything just like I was a year ago. Now I'm the one who need to teach them.
I did teach them and I, of course, did not add the phrase. "Ask me questions if you don't understand"
They seemed to understand just like I did. 

The next year was different. I started working with customers communicating through phones, emails, and sometimes directly in the meeting.
And I couldn't miss to notice that the customers often say that phrase. "Ask me questions if you don't understand"
But this time, I didn't accept it like the previous times because their instructions didn't make any sense. 

If you are in a business field, it is your responsibility to make people understand what you want to say. 
By asking others to ask questions, you are basically ignoring the responsibility and wasting their time. 
When you give instructions, tell them something that is simple and perfectly clear so they don't even have to ask questions.
You will find It more efficient and time-saving in a long term. 

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そしてこちらが、添削されて返ってきた英文↓

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Title: 
Don't expect people to ask you questions. 

When I started working in Japan 3 years agomany people taught me a great deal about work. 
My first year was especially tough, because I didn't understand much about the job.
People in office would tell me what needed to be done and how I was supposed to do it, and they never forgot to mention,
"Feel free to ask me questions if you don't understand"
Of course,  I accepted their offers and even appreciated them. 
Yes. I have to ask questions if I don't understand. That's natural. (here you could also say "that makes sense")

After my first year, I started training the new employees, the fresh graduates. 
And of course, they didn't know anything, just like me a year ago. Now I was the one who needed to teach them.
I did teach them, and I told them to  "Feel free to ask me questions if you don't understand."
They seemed to understand,  just like I did before. 

The next year was different. I started working with customers communicating by phone, email, and sometimes directly in in-person meetings.
And I couldn't help but notice that the customers would often say that phrase. "Feel free to ask me questions if you don't understand."
But this time, I didn't accept their offer like I did in the previous timesbecause their instructions didn't make any sense. 

If you are in business, it is your responsibility to make sure people understand what you are trying to say. 
By asking others to ask questions, you are basically ignoring your responsibilities and wasting their time. 
When you give instructions, tell them simply and perfectly clearly so they don't have to ask questions in the first place.
You will find it more efficient and effective in the long term.  

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めんどくさいので内容は翻訳しませんが、赤文字が多いことはご理解いただけるかと思います。20分くらいでかなり焦って書いたとは言え、外大卒とは思えないポカミスが多くて本当に恥ずかしい。

繰り返しますが、英語のガチなライティング練習は難しいです。
僕から言えるアドバイスは、「ゆるくライティングを練習して、英会話を上達させる」ということ。本当に日記程度のライティングで十分です。英会話ができるようになりたい人はぜひがんばってくださいね! 応援しています。

僕はこの英語レベルから英語の記事が書けるライターを目指します。たった今挫折したところですが、何年かかけて再トライしようと思います!


2012年6月12日火曜日

日本にも取り入れたい!目上の人を褒めるという文化

日本で働き始めて約3年。
社会や文化についていろいろ気付くことがありました。
これまで、海外いいな!という憧れから始まって、英語を勉強し、アメリカ留学も果たしました。その間「やっぱりアメリカの文化はいいな!」と思えることもあったし、「日本ってやっぱりいいな!」と真逆のことを考えたこともありました。
文化はものすごく多くのことを含むので、ハッキリとしたことは言えないことが多いのですが、中でもとりわけ気に入っている文化・習慣というものがあります。

例えば、カジュアルトークの文化があります。(カジュアルトークの文化については過去にもこちらの記事で紹介しました)
カジュアルトークの文化とは簡単に言うと「道行く人に話しかけられる空気」です。日本ではあまり起こりにくく、(例えば)アメリカでは起こりやすいと思います。この文化は外向的じゃない人にはあまり魅力的に見えないかもしれませんが、僕の場合は基本的に人と話すのが好きなので素晴らしい文化だと思えました。

他にも最近気付いたもので、「目上の人を褒める文化」というのがあるように思います。普段から、「褒める」というポジティブな行為は意識してするように心がけているのですが、目上の人を褒めるのはどうしても違和感を感じます。


例えば先日、仕事で客先対応をしないといけない状況があったのですが、素晴らしい対応をした人がいました。肩書きも偉い人なので、当然と言えば当然なのかもしれませんが、僕には賞賛に値する技術だと思えました。
そのとき、おそらく「さっきの対応はさすがですね」とか「すごいですね」といった言葉をかければ良かったのかもしれませんが、どうも言いにくかったのです。
おそらく、ある人を褒めるとき、「褒められた相手より自分のほうが偉い」とか「自分のほうがスキルが高い」ということを暗に伝えてしまうからだと思います
その人が僕をピンチから救ってくれた場合なら言いやすいかもしれませんが、ただ単に「Good job!」というポジティブなフィードバックを伝えたいだけでした。

こんなとき、アメリカの文化では目上の人も褒めてしまうはずだと思います。
というのも、僕はアメリカで「学生が教授を褒める光景」を何度も目撃したからです。
もしかしたら「褒める」という言葉自体が適切ではないのかもしれません。
「褒める」ではなく「ポジティブなフィードバックを送る」としましょう。

この目上とか目下とか関係なく個人として「ポジティブなフィードバックを送る」行為はすごく健全だと思います。良いと思ったものには「いいね!」と言える社会ってすごくポジティブです。そして、ポジティブであることが悪いという人はいないでしょう。
いくら身分が上でも、ポジティブなフィードバックをもらえばうれしいはずです。
それでうれしくないというなら、自分の性格がひねくれていないかを確かめてみたほうがいいでしょう。

日本にもぜひこんな文化を取り入れられたらいいなと思います。
立場や身分を超えて、ポジティブな意見を交換できるようになりたいですね!

ご意見・ご感想あればぜひお聞かせください^^

2012年4月22日日曜日

アートがあふれている国(街)の幸福度は高い



大阪・梅田にて、毎週日曜日に朝活をしている有志グループ「シード」の活動に参加させてもらっています。
とても若い人の集まりで、毎回いい刺激とアイデアをもらいます。
朝活自体は10時頃に終わったのですが、
その後は写真好きの人で集まって展示会を開くための話し合いに参加させてもらいました。

「どこで、どのように展示会を開くか」について活発なアイデア交換がされているのですが、
その中で出てきたアイデアの中でおもしいなと思ったのが、
「公共空間やカフェにアート作品を置かせてもらう」というアイデアでした。

基本的に、写真のような個人のアート作品を展示する場を探すのは難しいのですが、
展示会場を貸し切って行う写真展よりも、
コストをかけずにより多くの人に見てもらえる可能性があるいいアイデアだなと思いました。

ふと思い出したのが、シンガポールの街を歩いていて気付いたことです。
シンガポールは小さな都市国家ですが、アート作品であふれていました。
ここでいうアートとは、音楽、写真、オブジェ、映像などのこと。
それが芸術的な評価を得ている作品かどうかは僕にはわかりませんでしたが、
プロのアート作品ではなく、ほとんどがアマチュアの作品のように見えたのが印象的でした。
企業広告で埋め尽くされるか、無機質になりがちな駅の構内に
そういうアート作品があるのは素直にいいなと思ったのを覚えています。

これは大学時代に音楽をやっていて思ったことでもありますが、
基本的にアーティストというものは、
「自分の作品を多くの人に見てほしい」という欲求を持っています。
そういう意味で、何らかの芸術作品を駅などの公共空間に置くのは、
彼らの欲求を満たすことになります。
(すでに実現している例として、高槻ジャズストリートのようなイベントがあります)

アーティストはそういうイベントに
必ずしも金銭的な見返りを求めていないところがポイントで、
「タダでも多くの人に見てもらえるならうれしい」というのが本音じゃないかと思います。
(人によってはお金を払ってでも見てもらいたいという人もいるでしょう)

というわけで、公共空間に個人のアート作品(音楽、写真、オブジェ、映像など)を展示することは
多くのメリットがあります。

1.「多くの人に見せたい!」という欲求を満たすことで、アマチュアアーティストの幸福感を増す
2. 芸術好きな人にアート作品を提供することができる
3. その街を訪れた訪問者、旅人にポジティブな街の印象を与えることができる

どんな種類であれ、すばらしい芸術を鑑賞したいという気持ちは、
人間なら誰でも持っている欲求じゃないかと思います。
なので、このような活動は、
「アートの提供者(アーティスト)」、「アートの鑑賞者(街行く人々)」の
両方にとってプラスになることだと思います。

これをすることで損をする人はいないので、
「アートがあふれている街に住む個人の幸福度は高い」という仮説が成り立ちます。

これは、関係者(駅の運営車や所有者)の協力と、アーティストさえいればできることなので、
できるならすぐにでもやれるおもしろい取り組みだと思います。

公共空間だけじゃなく、カフェやレストランといった商業空間にも同じことが展開できます。
タダで展示するのは難しいかもしれないけど、
「アートを見に来る人が増える→客数の増加」といった見える効果と、店舗運営者の理解があれば十分可能だと思います。

こういった活動について、あなたはどう思いますか?
ご意見・ご感想があればぜひコメントをお願いします!