2010年9月30日木曜日
私が旅行する理由
最近よく旅行に行っています。
大体1年に2回くらいかな。
こう聞くと、昔から旅行好きだったように思われるかもしれないけど、
実は旅行が好きになったのはここ数年のこと。
もちろん今は旅行大好きだし、誰にでも勧めたいですが、
3年前は旅行に対していい印象すら持っていなかった。
航空券は多くの場合、法外に高いし、(月2万円あればとりあえず食料は手に入る環境で、10万円とかする航空券は法外と言える)、見知らぬ土地を歩けばいろいろと問題が起こる。
例えば、現地の商人にボラれたり、もめごとに巻き込まれたり、
飛行機に乗り遅れそうになったり、(と思えば飛行機が遅れたり)
とにかく、旅行って金銭的にも、肉体的にも疲れるものなんです。
それに、結局海外に数日いるくらいで何か自分の人生に大きな影響があるとも思えない。
そんな旅行に行く意味ってあるの??
僕の友人で約30万円をかけてヨーロッパを旅行したやつがいるけど、
それを聞いた瞬間笑ってしまった。
だって30万円って大金だぜ。
食べ物にしたら1年は食っていける。
そう考えたら明らかに浪費と言われても仕方がない。
本当にそれだけのお金を払う価値があるのか。
当時の僕には、それだけのお金を払う価値があるようにはどうしても思えなかったわけです。
今日はその「旅行=お金を使うべきでないもの」という考え方が、
3年間の間にどう変わったか、を書こうと思います。
1.旅行は高くない
これは半分ホントで半分ウソなんですが、旅行は安くしようと思えば安くなるものです。
航空券の値段があるので、ある一定の金額より安くはならないのですが、
泊まる宿、食べるもの、訪れる街、現地ですること、などを選べば
安く抑えることは可能です。
泊まる宿は、バックパッカー宿(安かろう悪かろうのところばかりではないです)
hostelworld.comで探してみてください。
2.新しい経験にお金を払う、という考え方
もしあなたが買い物好きなら、旅行にお金を使うくらいなら、日本で買い物したい。
と思うでしょう。
それは当然してしまう比較で、
だいたい、航空券は買い物の効果(ストレス発散)があるのかすら謎です。
でも、買い物した記憶や快感は一瞬で忘れますが、
異国で体験した経験は一生忘れません。
ボラれたっていいじゃないか。損したっていいじゃないか。
それがいつか笑い話になるのなら。(実際になります)
僕の友人があるとき旅行についてこう言っていました。
「俺は自分が年老いたときに、若者に話すことが何もない老人にはなりたくない」
これってすごい達観じゃないですか??
他の人が耳を傾けてもくれないような毎日をあなたは送っていませんか?
他人に話すに値する経験が何もない人生、それほど悲しいものはない。
あなたが老人になったとき、(あるいは死ぬとき)
「俺は人生でこんなにおもしろいことをしてきたんだ!」
って叫びたくないですか?
遠い異国での出来事を、面白おかしく伝えられるなら、誰でも聞きたいと思うはず。
「ウォルター少年と夏の休日」っていう映画を知っていますか?
憧れる老人の姿ってあんなんじゃないかなって思う。
暇があったら見てみてください。いい映画です。
3.旅行好きは1人じゃない
旅行してても寂しいだけ、と思うのもよくわかります。
バックパッカーのような旅をしたことがあるのですが、
2週間も歩きまわっていると、ふと、なんでこんなことしてるんだろう、
って思う瞬間がある。
その瞬間から急に寂しくなったりする。
でもそれは、寂しいんじゃなく、人恋しいだけだったりする。
旅先での出会いってホントにすごい。
一期一会の出会いだったとしても、すっごい楽しいんです。
大学時代に、旅研究部というクラブがあって、
要するに旅が大好きでしかたがないやつらが集まっているプロ集団でした。
ある時、そこの部長に聞いたことがあります。
「旅って何がおもしろいの?」 って。
彼は迷わずこう答えました。
「人と出会うこと!」
今はその意味がよくわかる気がします。
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