「海外のお客さんが来てて、日本語わからないからとりあえず応接室来て」
マジかよー、と席を立ちながら、さりげなく電子辞書をポケットに。
午後にかかってきた先輩の電話にワクワクしつつ、けっこう不安でした。
技術的なことを質問されたらどうしよう。たぶんサッパリわからないし・・・
結局、まぁ自分の担当部署じゃないし、わからなくてもしゃーないわ!
という乱暴な論理で落ち着きました。
部屋に入るとスペイン風の男性が座って居られました。
え~スペイン語はわかりませんよー!
まさか通訳違いとかないですよね。
名刺を見ると英語風ともなんとも言えないようなローマ字が。。。
しかもその上にvice presidentって書いてありますが!!
--------------------------- 中略 ----------------------------------
結局彼はアメリカ人で、思った以上に気さくでしっかり英語が通じたのでほっとしました。
問題は技術的な会話のほうでした。
なんとかやり過ごしたわけですが、やっぱり英語を使って何ができるか、
という点が大事なんだと思います。
そういう意味で今日は「英語だけじゃダメだな~」と痛感させられました。
それに、英語の話し方にもう少し気をつけないといけない。
英語には日本語のような敬語はないわけですが、
だからといって誰かれ構わず同じように話していいわけではありません。
英語にももちろん、場所と状況に合った「適切な話し方」というのがあり、
それを踏み外せばやっぱり失礼(rude)だったり、
ビジネス上好ましくない(unprofessional)ような場合があるのだと思います。
例えば、僕はけっこう調子にのって、というか自然発生的に
「yeah」とか「~~~and stuff」「~~~or something」とか言っていたんですが、
今考えれば、副社長に対する口の利き方ではなかったな、と思います。
まやかし言葉、あいまい言葉も、やはり好ましくないのではないかと思います。
考え過ぎでしょうか。
日本の会社も、海外の会社も、ビジネス・経済という同じ概念で繋がっていますが、
イコール同じ「会社文化」で繋がっていると言えるのでしょうか。
同じようなルールがあり、同じような考え方をするのでしょうか。
それとも、世界広し、場所が違えば「会社文化」も根本的に違うものになるのでしょうか。
とにかく、今日の「敬語フリー」の会話は、本当に興味深かった。
なんというか、自分が自由になったような気がしたからです。
単に敬語の縛りから、だけではなく、全体的に。
英語オンリーの仕事環境って一体どんな風なんだろうと思います。
日本語の仕事環境と大きく違うものなのか、
それとも言葉が違うだけであとは一緒なのか。
社内英語化している楽天に聞いてみたいですね。
突然コメント失礼します。
返信削除記事すごく興味深かったです^^
ちなみに、自分がアメリカ人(学生)から聞いた話によると、アメリカでもやはり目上に対する言葉づかいというのが存在するみたいです。
accademicでするように、can't→cannot, wouldn't→would notなど、すべてを細かく丁寧に話すんだと言っていました。またthank youよりthank you, sir/ma'dam とした方がprofessional/sophisticatedで、話し手の格が上がるらしいです。
あとは、would, could, mightなどで自分の意思をぼかすというか、、例えばですが、何かを勧める時もyou might like itと言えば強くないし、すごく控え目になるみたいで、とても礼儀正しいイギリス人の友達はよく使っていました。
スペイン語、フランス語にも話す相手によって人称が変わったりするらしいので、歴史の長い国は特に敬語表現が存在するのかなと思いました。
こう考えると社内英語化、すごく気になりますね。
そもそもベースはやっぱりアメリカ英語なのでしょうか。
文化的には歴史が長く、同じく島国のイギリス英語の方が、発音とかを見ても日本人には馴染み易いんじゃないのかなと思ってしまいます。まぁ、そんなにイギリス英語に詳しくないので偉そうなことは言えないんですが^^;
他の会社でも英語化がもっと進めばJapanglish?が確立されていくかもしれないですねww
mayumiさん。
返信削除コメントありがとうございます^^
そうですか。英語には敬語がない、と世間一般で思われているようですよね。
僕自身も「英語の敬語表現なんて日本語の敬語と比べれば屁でもない」、と思っていましたが、実際に仕事で使ってみて、やっぱり少し違和感を感じました。
考えてみれば、今まで目上の人に英語で話す機会というのがあまりなかったと思います。
単純に年上の人とか、教授に話す機会はあったのですが、「先輩」という概念が英語圏にはないし、教授は教授で学生にフレンドリーに対応するところもあって、「本気で敬語を使う必要性」をあまり感じなかったのだと思います。
日本企業の社内英語化ですが、やはりアメリカ英語になるようです。
理由はいくつかあるとは思いますが、僕が思うに、
1.日本の英語教育がすでにアメリカ英語教育ということ(それを突然働くときになってイギリス英語にしろと言われても難しい)
2.確かにイギリス英語のほうが文化的には日本語に近いところ(それこそ、目上の人に対する表現とか)があるし、日本人にとっては馴染みやすい(導入しやすい)面があると思います。
でも、社内英語化自体がかなりドラスティックな改革なので、日本語と似ている言葉を導入する意味があまりないのだと思います。
社内英語化の目的の一つに「先輩・後輩、上司・部下の垣根なく自由な議論をする」(会議等で遠慮して話さない若手に議論に参加してもらう)というのがありますが、それはアメリカ英語だからできることなのであって、仮に日本語より敬語表現が多いと言われる韓国語で議論したら、余計気を使ってしまって導入する意味がなくなってしまうはず。
Japanglishは確立されますかねー
京都でバスに乗った時、英語を話している日本人の女の子がいて、その子は分からない英単語があるとその単語だけ日本語に変えて話す、というかなりおもしろい英語を話していました。
不思議なのは、その英語⇒日本語⇒英語の切り替えがかなりスムーズだったこと、と英語と日本語の両方の発音がネイティブレベルだったということです。
シンガポール英語(Singlishと呼ばれる)では、流帳に英語を話しながら突然中国語の単語(それも福建語)が入りますが、まさにそんな感じです。
こういう正しくない英語を使うのは日本人の気質が許さないのかもしれませんが、英語で義務教育、会社で英語という状況になって数十年すれば、こういう英語になる可能性は十分にあると思います。東南アジアの国ではブロークンイングリッシュなんて普通ですしね笑