2011年6月19日日曜日

言葉が伝わらない楽しさ



会社に中国人の同僚がいて、たまにご飯を食べに行くことがあります。
彼にはとても綺麗な中国人の奥さんがいて、
3人で食べに行くこともあります。
その同僚は日本で大学院に行っていたので日本語はできるのですが、
奥さんの日本語はあまり上手とは言えない程度。
僕も中国語はカタコト程度なのでいつも言葉の壁を感じることになります。

外国語を勉強したことのある人なら分かると思うけど、
この「言いたいことが言えない感覚」はもどかしいです。
普段日本で日本語を使って日本人と話していればこんな苦労はしないので、
その違いは大きい。
「聞けば100%分かるし、言いたいことも言える」から
「聞いても分からないし、言いたいことも言えない」への変化。
一見、そんな会話はつまらなさそうに見えますが、
僕はその奥さんとのカタコト会話を楽しんでいます。

その理由はその奥さんが美人だから・・・ではなく、
単純に「笑えることが多い」から。

奥さんが料理を注文するときに「ホタテ」と日本語で言おうとしていたのですが、
その発音がおかしいだけで笑えるし、
逆に僕の中国語の発音がおかしくても笑えるらしい。
間違っているときだけじゃなく、
正しい発音で言えたときもなぜか笑えるから不思議です。

もし、僕と彼女の間にこの「言葉の壁」が全くなかったとしたら
同じようにおもしろいでしょうか。
おもしろくないことはないと思いますが、
笑いのポイントは全く違うものになっていると思います。

つまり、
言葉が伝わらないことは必ずしも悪いことではないということ。
言葉が伝わらないから楽しい時間が過ごせることもあるわけです。

いつもこういう会話じゃ疲れてしまいますが、
たまにする程度ならこういう会話もすごく楽しいです。

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