日本で最も定着した外国料理とも言えるカレー。
結構前から、一度カレーをスパイスから作ってみたいと思っていました。
そこで見つけたのがこれ↓
20種類のスパイスが小さい袋に入っています。
全部混ぜて使うんですが、それぞれのスパイスの香りを
確かめながら混ぜてみました。
漢方薬のような香りや、柑橘系の香り、トウガラシの香りや、
どこか遠い国から持って来た葉っぱのような香り・・・etc
スパイスって、それぞれ本当にいろいろな色や、香りがあってすごい!
フライパンでカレー粉を炒ると、香辛料のいい香りが部屋中に広がります。
材料を切って煮込むこと数十分・・・
さっき混ぜておいたカレー粉を入れて、水を入れてさらに煮込む・・・
最後にプレーンヨーグルトを入れて、塩で味を整えれば完成。
何かフルーツ的なものを加えると甘みが出ます。
酸味が足りないような気がしますが、これはしばらく寝かしておけば
自然に出てくるものらしいので大丈夫です。
実際に作ってみるとカレーがどれだけシンプルな料理なのかがわかる。
入れたスパイスは20種類もあるけど、
実際混ぜて煮込んで塩とかで味を付けただけの、スープ料理なのです。
食べてみると、市販のカレールーとの違いに正直驚きました。
今まで24年間カレーだと思ってたものが、実はカレーじゃなかったと思えるほどです。
違いは「スパイスが生きている」ところ。
市販のカレールーはカレー味なんだけど、それぞれのスパイスの香りはしない。
全体で一つの香りを出している感じ。
でもこのカレーは、
それぞれのスパイスがそれぞれの香りを出しているのがわかるんです。
変に聞こえるかもしれないけど、今まで料理は味が大事だと思っていました。
でもカレーという料理は、香りのほうが重要な要素なんだと思います。
これは、科学的な面から考えても正しい。
というのも、科学的には、人間の味覚は実は5つしかないのです。
甘さ、塩辛さ、酸っぱさ、苦さ、うまさ
(うまさ「うま味」はグルタミン酸ナトリウム⇒味の素ですね。
辛みは味ではなく、痛みの一種なのです⇒へぇ~)
でも、世界中のすべての料理を、こんな5つの感覚で分類できるわけがないです。
普段私たちが日常的に「この料理が好き」「これはまずい」とか
判断しているほとんどの基準は「嗅覚」・・・つまり、香りにあるのです。
嫌いなものでも、鼻をつまんで食べれば意外と食べられてしまうのはこのためです。
これだけのスパイスを使う料理って世界にもそんなにないだろうから、
カレーって、もしかしたら、人間が知覚できる要素が最も多く入った、
贅沢な食べ物、ということになるのかもしれない。
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