久しぶりに最近見た映画の紹介です。
今年に日本でも公開された District 9 (第9地区)という映画、
SF映画なんですが、なかなか一言では言い表しにくい映画です。
もしも宇宙人がリアルに地球に住んで25年くらい経ったらどうなるか、
それも友好的というわけではなく、難民としてある地区に住みついたら・・・
というお話です。
それもお話の舞台はよくあるNYとかの都会ではなく、南アフリカのヨハネスブルグという都市。
ここは実は今年のワールドカップの開催地でもあります。
何年か前に世界最悪の犯罪都市と言われていましたが、今はどうなったんですかね。
実際に旅行するのは危険で、ワールドカップのチケットが売れていない理由の一つだと思います。
この映画のおもしろいところは、物語の設定をチープな演出でエンターテイメント化していないところにあると思います。製作費自体は確かにチープらしいんですが、物語の設定自体は非常にリアルに描かれています。
SFというとどうしても、宇宙船とか、かっこいいテクノロジー、遠い未来の話で、今の世界ではありえないことが起こっている、というイメージがあります。
でもこの映画では、
1.社会的な背景がしっかり考えられているから感じるリアルさ
2.人間はここまで残酷になり得るという強い皮肉
3.2つの全く違う集団は同じ世界で分かり合うことができない悲しさ
といった深い社会的メッセージが込められています。
(もちろん、宇宙船とクールなテクノロジーは登場します)
かなりイチ押しですが、
食事の時には絶対に見ないでください。
僕は夜ご飯を食べながらこの映画を見て、完全に食欲をなくしました。
気持ち悪い
返信削除食事の時以外に見れば、この映画のすばらしさがわかる笑
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