2010年4月18日日曜日

ハードディスクはもう要らない?




今日はオンラインストレージサービスのEvernoteとDropboxという2つのウェブアプリについていろいろ調べてました。

オンラインストレージとは音楽、書類、動画などの電子ファイルを自分のハードディスクではなく、ネット上に保存しておくことです。

世界中の人が撮った動画をyoutubeで見れるのも、Googleのサーバに動画のデータがオンラインストレージされているからです。ちょっと前からよく言われている、クラウドコンピューティングもこの考え方の延長線上にあります。

パソコンを買う時にハードディスクが何ギガバイトの容量があるかを調べて買うと思います。
ipodやiphoneを買うときも、どれくらいの容量が必要か考えますよね。

それが今は手元のハードディスクに入れるのではなく、オンラインに保存してしまおうというわけです。
つまり自分の引き出しじゃなくて他の誰かの引き出しに入れておくようなものです。


このデータの保存方法の変化は、電力と考えると実はわかりやすいそうです。
つまり、電気を小さな発電機に頼っていた時代から発電所から電気を引っ張ってくる時代に変わったということ。
ちなみに、これからの電力はスマートグリッドと呼ばれる新しい時代になるそうですが、ネットもクラウドの次はP2P(ピアツーピア)の時代らしいです。つまり、大きい発電所(クラウド)から小さく効率がいい発電所(P2P)という変化です。


Evernoteは今話題のオンラインメモアプリ。いろんなことをメモしたり、ブログや、ニュース記事なんかから気になる言葉をどんどんコピペして保存していきます。さらに、Evernoteは写真の中に写り込んだ文字も文字データとして検索対象として登録されます。
実用的な使い方としては、名刺の写真を撮ってEvernote上に保存しておけば、そのビジネスパーソンの名前、所属会社名、役職、などを一発検索できます。
かっこいいですね。

Dropboxも同じようなオンラインアプリ。違いは、Evernoteのように直接そのアプリ上にメモなどを書き込んだり、ペーストしたりすることができず。それ以外の媒体(ワード、PDFなど)に保存しなければいけないということ。
Dropboxをダウンロードすると、マイドキュメント内にDropboxフォルダが作成されます。オンラインにアップロードするにはそこにドラッグ&ドロップするだけ、という簡単操作。しかもそのフォルダ内でフォルダ管理もできます。


両方のアプリで共通してできることは、iphone&ipod touchなどの携帯機器に無料アプリを入れておけば、そこでも同じようにファイルを見ることができるということ。しかもパソコンで更新したら、iphone内の同じファイルも自動的に更新されます。

ただ、両方とも利用できる容量には限りがあり、Evernoteは1GB, Dropboxは2GBとなっています。

今考えているのは、旅行前にネットで集めた情報(ウェブサイトなど)をipod touchで持ち歩くこと。
当然無線LANの接続は期待できないので、オフラインでの閲覧ができないとダメです。
検索までできたらいいのですが、どうやらウェブベースの検索システムらしく、オフラインでは動きませんでした。

その点、Dropboxでは普通のWindowsのようなフォルダ管理ができるので便利。反対にEvernoteではフォルダ分けができないのでけっこう見にくいかなと思いました。(厳密にはフォルダ分けはできますが、フォルダの階層分けはできない)→例えば台湾旅行ファイルをクリックすると次に出てくるファイルは食べ物、宿泊先、買い物リスト、それぞれのフォルダの中に関係するワード、エクセル、PDFを入れてソート分けすること

というわけで、Dropboxのほうが使いやすい、というのが結論です。

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