2011年6月30日木曜日

お金が貯まる人、貯まらない人の違い


「お金に困る人は、収入が少ない人?」 実はそうではないようです。

正しくは、「お金に困る人は、お金の管理能力がない人」

シロクマさんのブログによると「お金の管理能力がない人」の特徴は次の3点だそうです。
①買い物をする際に、金銭の節約という概念が無い。 欲しいと思ったら我慢せずに買ってしまう。放っておけば、一ヶ月の収入の大半をたちまち使い果たしてしまう。
②.生活技能・生活感覚を欠いているために、食事を自分でつくることが出来ない。それどころか、スーパーで安い食べ物を買うことなく、より家に近くて割高なコンビニエンスストアで買い物してしまう。外食もひんぱん。
③.煙草やアルコールのような嗜好品を好み、やめるどころか減らすことも困難な状態。
シロクマの屑籠(汎適所属)「お金に困っている人はえてしてお金がかかる」より抜粋

これを聞いて あぁ自分もちょっとはあるかも・・・・と思う人は多いはず。
ここまで極端じゃなくても、お金があれば使ってしまうような人っていますよね。

この場合、
お金の管理能力がないからお金に困る場合と、
ただ単に、自分の意思で欲しいものを買うからお金に困る場合とがあります。

例えば、コンビニで何かを買うとき、自分なりの理由があるでしょうか?
それとも「なんとなく」買ってしまっていますか?

コンビニにあるものは、大抵の場合スーパーで安く買えるので、
それをわかっていてコンビニで買うには、よほど聞こえのいい「言い訳」が必要です。
(コンビニにしか置いてないものがあるからとか、近くにあって便利だからとか、タバコを買うときのついで買いとか)

そうではなく、なんとなくコンビニで買っているのなら、
お金の管理能力はあまりないと思ったほうがいいでしょう。

じゃあ、自分なりの理由はしっかり持っていて、
それでもコンビニで買い過ぎてしまうような人はどうすればいいでしょう?
(つまり単純に買いたいものが多い人たち)

英語では、お金がかかる女の子のことを
A girl with high maintenance と言ったりします。

選ぶならハイメンテ女子よりローメンテ女子にしたほうがいい!という教訓はここから生まれるわけですが、これは言いかえれば、世の中には生まれながらにハイメンテな人とローメンテな人がいるということです。
車で例えるなら、少ないガソリン(お金)で長距離走れる(燃費がいい)人と、
同じ距離を走るのにより多くのガソリンを必要とする人。
まさにプリウスとアメ車でしょう。

僕は、このハイメンテな人とローメンテな人の違いは性格的なもので、
なかなか変えるのは難しいと思っています。

なので、ハイメンテな性格な人は、性格を変える努力をするか、
ハイメンテな生活を支えられるだけの収入を確保するしかないと思います。

2011年6月19日日曜日

言葉が伝わらない楽しさ



会社に中国人の同僚がいて、たまにご飯を食べに行くことがあります。
彼にはとても綺麗な中国人の奥さんがいて、
3人で食べに行くこともあります。
その同僚は日本で大学院に行っていたので日本語はできるのですが、
奥さんの日本語はあまり上手とは言えない程度。
僕も中国語はカタコト程度なのでいつも言葉の壁を感じることになります。

外国語を勉強したことのある人なら分かると思うけど、
この「言いたいことが言えない感覚」はもどかしいです。
普段日本で日本語を使って日本人と話していればこんな苦労はしないので、
その違いは大きい。
「聞けば100%分かるし、言いたいことも言える」から
「聞いても分からないし、言いたいことも言えない」への変化。
一見、そんな会話はつまらなさそうに見えますが、
僕はその奥さんとのカタコト会話を楽しんでいます。

その理由はその奥さんが美人だから・・・ではなく、
単純に「笑えることが多い」から。

奥さんが料理を注文するときに「ホタテ」と日本語で言おうとしていたのですが、
その発音がおかしいだけで笑えるし、
逆に僕の中国語の発音がおかしくても笑えるらしい。
間違っているときだけじゃなく、
正しい発音で言えたときもなぜか笑えるから不思議です。

もし、僕と彼女の間にこの「言葉の壁」が全くなかったとしたら
同じようにおもしろいでしょうか。
おもしろくないことはないと思いますが、
笑いのポイントは全く違うものになっていると思います。

つまり、
言葉が伝わらないことは必ずしも悪いことではないということ。
言葉が伝わらないから楽しい時間が過ごせることもあるわけです。

いつもこういう会話じゃ疲れてしまいますが、
たまにする程度ならこういう会話もすごく楽しいです。

2011年6月13日月曜日

モノを持たない生活が魅力的な理由



先週の日曜日に、家の中にある要らない家電製品を捨てました。
テレビ、ホットプレート、コタツ、ビデオデッキ、ファンヒーター、オーディオの6点。
捨てるのに8600円もかかるのは高すぎると思ったけど、
捨ててみて気分が良くなったので良しとします。
テレビ以外は壊れていて、
家の中でスペースを占領しているだけだったのでなおさらです。
なんでこんなにモノを持たないことにこだわるかと言えば、
結局はシンプルな部屋が一番好きだから、です。
ある有名なデザイナーいわく「世界で受け入れられるデザイン」とは
「シンプルさ」らしい。
なんかわかる気がする。

例えば、無印良品の商品が好きな人は多いと思うけど、
これも「シンプルさ」ですよね。
決して安くはないけど、無駄な機能がないし、色も洗練されてる。
「シンプルでいい」っていう諦めじゃなくて、
「シンプルがいい」っていう憧れ。
chikirinは面白いことを書いてます。
欧州の家電のデザインが素敵なのは、機能を絞り込むからです。欧州の市場は人が豊かになってからの期間が長いので、「機能が少ないことの付加価値、ごちゃごちゃしていないことの付加価値」を理解しています。
デロンギのオーブンにはレンジ機能はついてないし、ティファールのポットに保温機能がありません。だから売れているんです。これらは、時には「機能てんこ盛り」の日本製品より高く売れます。消費者が「機能が少ないシンプル商品という付加価値」を認めているからです。
chikirinブログ 「エアコン設計に見る昭和的発想」より抜粋
きっと世代間でシンプルの捉え方が違うんですよね。
若い世代はシンプルなことそれ自体に価値を感じるけど、
親世代はシンプルだと
「(お金がなくて)シンプルなものしか選べない」という捉え方をする。

こういうことを言っていると草食系男子とか言われてしまうんですかね~
どうせならシンプル系男子とかにしてほしいですね。

2011年6月8日水曜日

英語ができなくても海外で働ける理由


おそらく多くの人は
海外で生活するには英語(外国語)ができないとダメだと思っている。
実際にそれは正しいです。

仮に家に引きこもっていたとしても、
スーパーで食料品を買わないといけないし、
レストランで注文できないといけない。
海外でこういった最低限の外国語ができなければ死活問題になります。

じゃあ海外で仕事をする場合はどうか。
普通は、こう思うでしょう。
「外国語で仕事ができるなら、その言葉が流帳である証拠」

一見その通りに思えますが、これには例外があるのです。

僕の知り合いで、アメリカ、ヨーロッパ、中国で数年間
海外駐在していたAさんがいます。
英語どころか数ヶ国語を話せるスゴイ人だと思っていましたが、
本人は「全然そんなことはない」と言うのです。

その証拠に、
「レストランで注文もできなかった」と言うのです。

「外国語を使って仕事ができる人が、レストランで注文もできない」
というのは矛盾していると思うかもしれませんが、
これは実際に起こり得ることなのです。

Aさんの場合、化学系の企業だったため、
「言葉が分からなければ、化学式を伝えれば通じる」
と言っていました。

つまり、仕事の専門性(理系度)が高いため、高い言語能力がなくても
同僚やお客さんとコミュニケーションが取れてしまう、ということなのです。

僕の後輩で太陽電池の研究をしてる人がいて、
今度、学会の発表でシアトルに行くそうです。
正直言って「おまえ英語できたっけ?」というやつで、
ほとんど英語はできないし、もしアメリカに置き去りにされたら、
リアルに飢え死ぬ可能性が高い。

だけど、太陽電池についての専門知識がすごいから
多少英語ができなくても、研究者同士ではコミュニケーションが取れてしまう。
たぶんこっちは、単語がわからなかったら数式で伝えるのでしょう。

こんな風に、理系の専門知識は時に言葉を超える。

だから、僕がアメリカに留学していたころも、
工学部・物理学部の外国人留学生には英語ができないやつが多かった。
これは、彼らの言語能力が特別劣っているわけじゃなく、
そもそも英語がそんなにできなくても、授業に付いていけるということ。
つまり、工学系の専門知識が英語能力の低さを補っていると言える。

これが逆に、哲学・社会学・政治学と言った人文学系の場合、
高度な英語運用能力が必要になるので、
そもそも英語ができないと授業に付いていけない。

これは工学と政治学の教科書を見較べれば一目瞭然!
工学の教科書は図・写真・数式ばっかりだけど、
政治学の教科書は難解な単語ばっかりです。

普通の外国人にとって、弁護士や営業といった
高い外国語能力を必要とする職業に就くことは難しい。
でも、理系度が高い職業(エンジニアとかIT技術者)であれば、
言語能力の低さを専門知識で補完することができるのです。

普通、「英語ができる」と聞くと、生活面での英語ができると思いがち。
ショッピングに行って店員としゃべったり、
映画館で外国語の映画を字幕なしで見たり、といった感じです。
海外で暮らしてて、こういった生活面を外国語で過ごす。
多くの人にとってこれは外国語を勉強する楽しみであり、憧れでしょう。

でも実際は、そんなプライベートで使う英語はサッパリできなくて、
仕事面での英語ができるだけという場合もあるのです。

生活面での英語能力と、
仕事面での英語能力は切り離して考えたほうがいいのかもしれません。

2011年6月3日金曜日

就活イベントで発表します@関西外大



今週土曜日、6月4日に関西外国語大学で就活イベントが開催されます。
外大の卒業生が20人くらい招集される予定で、
その中に僕も入っています。

そもそもこのイベント、去年に卒業生の有志で始めたのがきっかけで始まって
なかなか好評だったらしく、今年もやろう!ということになったそうです。

このイベントに参加するメリットとして、

1.留学経験のある卒業生(社会人1〜3年目)の社会人話が聞ける

2.卒業生にとっては、卒業生同士の人的ネットワークを作ることができる

外大に限らず、多くの大学生にとって大学の先輩から仕事話を聞くのはおもしろい。
特に学生は仕事についての情報をあまり持っていないので、
実際に企業で働いている卒業生から聞く話は新鮮だと思います。

2に関しては、僕が楽しみにしている点です。
20人集まる卒業生はそれぞれ違う職種や業界で働いているので、
情報を仕入れたり、コネクションを作ったりするのに最適だからです。
もちろん、在校生とも積極的にネットワークを作りたいと思っています。

さて、僕は当日、プレゼンテーションをします。
テーマは「自分に合った仕事に就くにはどうしたらいいか」です。
難しそうな問題ですが、具体的でわかりやすい答えを用意してあります。
僕は別に就活の専門家じゃないし、いわゆる就活エリートでもないので、
「いかに企業の採用面接をくぐり抜けるか」的な話をするのは無理があります。
なので、こんな感じにテーマをちょっと幅広くして、
就活に忙しい4年生以外の学生でも楽しめる内容にしました。

まあ就活エリートを目指してる方は、大企業に就職した卒業生もいるので、
そちらのプレゼンを聞いてもらったらいいかと思います。

渡辺正裕著の「35歳までに読むキャリアの教科書」を
短くまとめた内容になっているので、
「どこかの会社員がなんかテキトーなこと話してるだけ」
みたいなことにはならないはず。

この本、大学生だけじゃなく、社会人にも強くオススメしますよ。

イベントは6月4日、午後12時半から15時まで。
場所は関西外国語大学、国際交流センターで開催します。

今年もこれからも、就職戦線は大変になると思います。
僕は運良く職に就いていますが、明日は我が身。
ある意味、就活生と同じ危機感を持っていますので、
キャリアについて真剣に考えることが多いです。

興味があればぜひ、聞きに来てください。