2012年11月7日水曜日

韓国でよく聞く「ハングルは世界一!」に関する疑問



僕は仕事で韓国に行く機会が多いのですが、
韓国人との会話で特に印象に残ったのが「ハングルは世界一」という言葉でした。
複数の人が口をそろえて同じことを言うので、おそらく韓国では一般的な考えなんだろうと思います。ただ、この記事ではそれを「信仰のようなもの」と一蹴しています。

ハングルは、15世紀に李朝の世宗国王の指示で作られた表音文字だ。それがなぜ「世界一」なのか、韓国人によれば「いかなる言語でも表記できる」からだそうだ。だが韓国社会に詳しい豊田有恒氏は、著書『韓国が漢字を復活できない理由』で、隣の国・日本の人名、地名すら正しくは表記できないと断じる。   それでも「ハングルは世界一」はもはや「信仰」に近い信念らしい。
産経ニュースより抜粋


これについて、ちょっと詳しく説明してみます。
韓国語がわかる人ならおそらく理解してもらえると思いますが、ハングル文字は子音+母音の組み合わせだけじゃなく、「子音+母音+子音」という組み合わせで発音する場合が多々あります。
例えば、「カルビ」という言葉はハングルでは2文字になるのですが、最初の1文字はCal(子音+母音+子音)となります。日本語ではCalu(子音+母音+子音+母音)となって子音の次には必ず母音が入るので、ここが大きな違いとなります。

この発音について知った時、すぐに「これは英語の発音に近い」と思いました。
以前から、英語の発音に関して言えば日本人より韓国人のほうが英語の発音がうまいと感じていたので、なかなか納得感がありました。
おそらく英語ネイティブスピーカーが「韓国語なまりの英語」と「日本語なまりの英語」を聞き比べた場合、「韓国語なまりの英語」のほうが理解しやすいでしょう。子音と母音がいつも一緒に発音される日本語、は英語の発音においてハンデを持っているのです

ただ、この話を韓国人にしてみると、
「それはハングルは世界で一番の言語だから」と親切に教えてくれます。
詳しく聞いてみると、「ハングルはどんな言語も正確に発音できるように作られた言葉」なんだそうです。
別にバカにするつもりはないのですが、「言葉に世界一とかあるのか」は大いに疑問です。あるとすれば、その評価基準が知りたいです。
(もしも言語優劣ランキングなるものがあって、そこにビジネス部門があれば、僕は英語がけっこう上位にランクインするのではないかと思います。英語のシンプルさ、立場による序列のなさ、率直さはビジネスと相性がいい気がします)

ただ、僕が興味を持っているのは、ハングルが世界一かどうかではなく、
なぜ韓国人はハングルが世界一だと信じているのか」ということです。
(テレビでそう言っているからでしょうか? そのほうが気分がいいから?)

これは日本人が自分たちのことを「日本人は仕事が丁寧」とか「日本製は長持ちする」と信じているようなものなのでしょうか?

機会があれば韓国人に一度じっくり聞いてみようと思いますが、もしこれが根拠のない信仰に近いものだとすれば、なぜこれほど多くの人が盲目的に信じられるのでしょうか? 日本には自虐史観があるので単純な比較はできないかもしれませんが、ここまで強く日本はすごいと言っている人はあまりいないように思います。

この疑問、差別発言なしで本質的に説明できる人がいればぜひ聞いてみたいです。