2010年6月20日日曜日

死ぬんだったら海外に行こう


僕が愛読するchikirinの日記の「自殺にみる男女格差」を読んで思ったことです。

chikirinの日記からの引用です。
グラフからすぐにわかることは、経済的な理由で自殺する男女差の大きさです。全体に男性の方が自殺する人が多いので、すべての要因で男性(水色のバー)の方が高くなっています。しかし、他の理由では男女差はせいぜい倍程度ですが、経済的理由で自殺する人は、男性10人にたいして女性1人という割合で男性が圧倒的に多いのです。驚くべきデータですよね・・・経済的な理由での自殺男女比がここまで違わなければ、全体での男女の自殺比率格差もかなり縮小することでしょう。

実際にchikirinのブログにグラフが貼ってあるので、ぜひ見てもらいたいんですが、
経済的、仕事的な理由が原因で自殺する人は男性に多いことがすぐにわかります。

大学で社会学の授業を取っていたころ、日本の自殺率の原因と他国(いわゆる先進国)
の自殺率の原因を年代別に分けたグラフで見たことがあります。
ハッキリと分かったのが、日本の自殺率は経済の状況によって大きく左右されるということ。
つまり、不景気になると自殺率は大幅に増え、好景気なら自殺は増えないということ。

当然のように思うかもしれませんが、それは日本において当然なだけかもしれません。

おもしろいところは、他の先進国では日本ほど自殺率と経済動向の相関が見られなかったことです。
つまり、他の先進国では不況でも自殺率の増加は日本ほど見られない、ということです。
(元データ・グラフを探したんですが見つかりませんでした・・・)

日本人にとって(特に男性にとって)仕事とか経済的なこと、というのは
本当に重みがあるものだし、
日本ではそれくらい社会的に仕事・経済的なことに関してプレッシャーがあるということです。

じゃあ、他の国ではそういうプレッシャーが比較的に低いんだから、
本当に死ぬくらい追いつめられているなら、
他の国で働くという選択肢もあるんかなと思います。

海外で働く=超優秀な人という考え方は間違っているし、(日本以外には移民市場がある)
ニートの海外就職日記でも書かれているように、
日本でうまく働けない人でも海外では働けてしまうという現象も起こりうる。

海外に行ったところで収入は減るし、日本の物価の高さを目の当たりにするかもしれないけど
日本以外の国の「仕事観のユルさ」に救われる労働者は日本にたくさんいる、と思います。

少なくとも、死ぬよりはマシでしょ。

というわけで、死ぬんだったら海外に行こう、というのが今日言いたかったこと。

実際、日本以外の国を見ないで死ぬのは、マジでもったいないと思いますよ。

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