2012年1月28日土曜日

狭い部屋をリッチな空間に変える家具たち

ハッとさせられるほどすごいリンクを見つけましたのでシェアします。

Resource Furniture: Italian-Designed Space Saving Furniture


Space Saving Furniture(空間を節約する家具)というもので、狭い部屋でも充実した生活を送ることができるというアイデア商品です。面積が倍増する机。壁から現れるベッド、椅子に変身する棚、ロフトに変わるソファ、などなど。予想できない動きをするので見ているだけでワクワクします!

これが素晴らしいのは、スペースを有効活用することで、狭い部屋でも機能的な部屋にすることができるということです。ここでのコンセプトはつまり、「そもそも大きな部屋を欲しがる必要はなく、この家具があれば小さな部屋を安く買うことができる」というエコな考え方。
部屋は大きければ大きいほどいいと考えがちですが、小さい部屋でもこういうアイデア家具があれば不便なく住むことができるでしょう。

僕がこの考え方にすごく共感する理由は、この「小さな部屋化」には利点がたくさんあると思うからです。
まず、小さい部屋は効率がいい。
下のほうで紹介する香港の家具デザイナーも言っていますが、
「狭さ」と「効率の良さ」は表裏一体です。
効率を最重視する工場も同じような考え方で設計されています。狭ければ移動する時間が節約できて、無駄な動きがなくなる。さらに移動しないから、製品を落としたり、すべって転ぶような事故が起こる確率も減る。部屋の中でも、全く同じようなことが言えます。
人への負担が低いという意味で、ユニバーサルデザインにも通じるところがあります。

「小さな部屋化」の利点をまとめてみると・・・
・効率が良く、安全
・安い
・掃除が楽 (掃除する箇所・面積がそもそも少ない)
・電気代、暖房費などの光熱費が安い

「24通りに変身する小さな部屋」


このビデオでは、香港人デザイナーGary Changの超機能的な部屋が紹介されています。
この18.5畳ワンルームの部屋には仕掛けがいっぱい。棚ごと壁を動かすとクローゼットが出てきたり、さらにそれを動かすとバスタブが出てきます。
テレビの裏にはキッチンがあるし、ベッドはもちろん壁に隠れています。
だいぶ前のSF映画で「フィフスエレメント」という映画がありましたが、
そこでの世界観(超過密化した近未来都市)に通じるものがあります。


また、前述のように小さい部屋を有効活用するということは、部屋にかけるはずだったお金を家具にかけることになるので、こういう家具は高くても売れるはずです。そういう意味で付加価値の高いビジネスと言えるし、日本の家具メーカーにもぜひ注目してもらいたい方向性だと思います。
無印良品やニトリが作ったら売れると思うんだけどな~

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