2011年12月3日土曜日

通訳・翻訳という仕事を通して気づいたこと



ここ数カ月の間、仕事で通訳・翻訳・海外出張する機会が増えてきました。
これまでしてきた英語の勉強・留学で得た経験がやっとアウトプットできているように思います。

この外国関係の仕事はいろんな意味で、僕がこれまでしてきた仕事と違うと感じています。
その特徴についてまとめてみたいと思います。


1.非常に頭を使う仕事だということ
   通訳の仕事をしてみて初めて「頭がフル回転する感覚」を味わえたと思います。
   通訳は常に時間との勝負です。相手が言ったことを素早く理解して、
   もう一方の言葉に変換して、なるべく自然に分かりやすい形で伝える。
   これをその場で瞬時にやります。

   さらに厄介なのは、その会話を正確に暗記しないといけないということ。
   英語力がいくらあっても、会話を記憶できなければ全く意味がありません。
   この時ほど自分の記憶力を試されている時はありませんでした。
   (素早くメモするスキルは必須です)
   
2.クリエイティブな仕事だということ
   英語と日本語のどちらに訳すにしても、訳し方ひとつでまったく感じが違ってきます。
   直訳して堅い感じに訳すこともできるし、機械的に訳すこともできます。
   少し時間と手間はかかるけど、意訳してより自然に聞こえるように訳すこともできます。
   これは本当に翻訳する人次第。
   「プログラミングのプの字も知らない」といった日本語特有の言い回しをどう英語に訳すか。
   ある英文を、日本人の頭にスゥーッと入ってくるような日本語に訳せたとき、
   世界が少し整理されたような清々しさを感じることができます。

3.普段会わない人・関わらない人と話しているという特別感
   外国人のお客様と話していて思うのは、
   程度の差はあれ、「デフォルトで特別待遇になっている」ということです。
   国内のお客様と話すときと海外のお客様と話すときで、
   自分の態度って若干変わりませんか?

   これは、頻繁に外国のお客さんとやり取りしている人にとっては
   もう普通になっていて何も特別に感じないかもしれないのですが、
   あまり外国人と関わりがない一般的な日本人であれば、
   「外国人は特別」という感覚を持っていると思います。
   人によるとは思いますが、僕はここに奇跡的なものを感じます。
   
   この仕事をしていなければ、こうしてこの外国人と話すことは一生なかっただろうし、
   英語を勉強していなければ、ジョークを飛ばして笑うこともなかったと思います。
   今でこそグローバル化で多くの人は国境を昔ほど意識することはなくなったけど、
   一世代前に生まれていたら、外国に旅行すること自体珍しいことだったのです。
   僕はそこに小さな奇跡を感じるから、ちょっと親切にしようとか、楽しませようとか、
   できるだけ期待に応えよう、といった行動に繋がっていると思います。
   

4.文化・習慣の多様性に気づくことができる
   一度、ドイツ人のお客様が会社に来られて一日中打ち合わせをしたことがありました。
   僕はそこで、初めて会議通訳をすることになったのですが、
   その頃は専門用語とかがサッパリわからず、分かりにくい訳をしてしまったり、
   何度も聞き返してしまうことがありました。
   それなのに、そのお客様は全く不満な表情を見せることはありませんでした。

   仮にその人が日本人の顧客だったら、
   「こいつ話が分からないな!」とか「こいつ頭悪いのか!?」
   という態度を取られても全く不思議じゃなかったと思います。
   (それくらい僕の通訳はひどい出来だった)

   じゃあなんでそのお客様は顔色一つ変えずにいられたのか。
   ドイツ人が特別怒りにくい人たちというわけではないだろうし、
   その人が異常に忍耐強かったわけでもないと思います。
   僕がその人から感じ取ったメッセージは、
   「(外国人同士で話しているんだから)言いたいことが伝わらなくて当然」という、
   一種のあきらめです。

   でもそれはネガティブな意味ではなく、
   「デフォルトで分かり合えないのだから、とことん分かるまで話し合おう!」という
   ポジティブな姿勢なのです。当時の僕はこのメッセージにひどく感動しました。
   そして同時に、日本人はデフォルトで分かり合えてしまう国民であるがために、
   分かりあえないときにイライラしてしまうのかもしれない、と思いました。
   「日本人であればほぼ無条件で話が通じる」というのは、かなり恵まれていることなのです。

まだまだあるかもしれないのですが、とりあえずここまでにします。
やっぱり外国と外国語と外国人ってハンパなくおもしろいです。

またあれば、追記していこうと思います。

2011年9月3日土曜日

定職がなくなる!?ソーシャル時代に登場する未来の仕事


インターネットがこれだけ発達した時代なんだから、ネットを使ってお金を稼ぐ方法くらいあるはず!・・・なんて考えたことはないでしょうか?僕はよくあります。今回紹介する記事では、「誰でも個人名を使ってお金稼ぎができる社会」についておもしろいアイデアが紹介されています。

まずはっきりさせておくと、「個人名を使ったお金稼ぎ」とはつまり「自分を売りに出す」ということです。例えば、音楽家やデザイナーなど、アーティストと呼ばれる人たちは自分の名前で仕事をしています。コブクロのCDがどのレコード会社から販売されていても、ファンはコブクロだからCDを買いますよね。

お客さんを自分のものにするメリットとして、会社が倒産してもお客さんをキープできます。
例えば僕の友人でデザイナーをしている人がいるのですが、彼の上司(デザイナー)がその会社を辞めて転職するとき、お客さんも一緒に転職先に持っていってしまったため売り上げが激減し、会社が潰れそうになったことがあるそうです。
お客さんからすれば、今まで仕事を任せてきた信頼できるデザイナーなのでそう簡単に代わりが見つかるものでもないということでしょう。このように、自分に付いてきてくれるお客さんがいれば、会社がどうなっても収入を確保する状態をキープできるわけですね。

さて、これは別にデザイナーに限ったことではなく、一般の人でもできることです。
例えば、ギターが得意で初心者くらいになら教えられる、としましょう。どうやって生徒(お客さん)を探そうかと思ったなら、SkillShare, Pal Localeのようなスタートアップが提供しているオンラインサービスが役に立つかもしれません。

SkillShare―誰でも先生になれる

SkillShareはコミュニティー型の先生(講座)探しサービスです。自分が住んでいる街で、自分が学びたいスキルを教えられる人を探して、オフライン環境で教えてもらうことができます。週末にギターを教えてお金を稼ぎたいなら、そのサイトにプロフィールと教えられるスキルを登録すればOK。あとは生徒が集まるのを待ちましょう。
現在生徒募集中の講座は「5000ドルあればできる、スタートアップ立ち上げのアイデアを思いつく方法」、「どんなカメラでも良い写真を撮る方法(ケータイでも)」、「絵画入門1:油絵のテクニック」など。他にもファッション、スポーツ、健康など様々なトピックをカバーしています。
SkillShareが目指すのは、誰もが教え合う「学びの革命」を導く企業になることで、お金を稼いで成功するには大学を出ないといけないというアメリカ社会の常識を崩すことにあります。

Pal Locale―オールラウンドに個人を共有

Pal Localeは「どんな友達も借りてしまおう!」がコンセプトの有料友達貸し出しサービス。まだローンチされてないですが、基本的に自分が他人にできることならなんでも提案できるので、頼む人がお金を払っていいと思えることなら何をしてもOK。
普段気にも留めなかった街を誰かに案内してもらったり、誰かに新しいスキルを教えてもらったり、誰かのおまかせでナイトスポットに連れて行ってもらったり、なんてこともできます。

My Guidie―ツアーガイドを身近にする

MyGuidieは旅行者に地元を案内してお金を稼げるというサービス。ポーランドのスタートアップが始めたサービスで、プロかアマチュア旅行ガイドとして自分が詳しい都市を案内することになります。利用者は旅行先の土地をガイドしてくれる人をオンラインで探し、気に入ったガイドを選ぶことができるし、逆に案内人になりたければオンライン上にプロフィールを載せて、お客さんを待つことになります。案内して報酬を受け取った後、お客さんは満足度を考慮して案内人を評価することになるので、高評価を集めればお客さんからの依頼が途切れることはないでしょう。

TaskRabbit―雑用仕事マーケット

TaskRabbitは雑用仕事をやってくれる人をツイッター的に募集するサービスです。
どんな雑用をいつまでにやってほしいかを投稿し、やってもいいよと言ってくれる人にお金を支払います。
現在募集中の仕事は「棚の取り付け」「掃除」など、つまらなそうな仕事ばかりですが、オンラインで仕事を頼んだり頼まれたりできるという点で、これぞ21世紀の仕事マーケットと言えます。
TaskRabbitsで仕事をやってくれる人は、仕事をリタイアした人でスキルはあるけれど家で時間を持て余している人、専業主婦(主夫)で家計に少しでも貢献したいけど時間的な自由はほしい人、景気が悪いときにちょっとしたお小遣い稼ぎがしたいパートタイム従業員(フルタイム従業員)など。逆に仕事を投稿する人は、忙しいビジネスパーソンや、雑務処理に人手がほしい個人事業主などです。
このサービスは現在アメリカのボストン、サンフランシスコベイエリア、ニューヨーク市、ロサンジェルス、オレンジカウンティーで運営中で、専用のiphoneアプリからもアクセスできます。

さて、上に4つのサービスを紹介しましたが、
このようなサービスを提供するビジネスは実際どのくらい有望なのでしょうか?

このような「個人のスキルを他人に提供するマーケット」を作り出した企業として、「AirBnB」や「Couchsurfing」などがあります。この手の「短期宿泊先レンタルサービス」が近年盛り上がっているところを見ると、「個人の宿泊先レンタル」から「個人スキルのレンタル」という発想に繋がったのは自然なことかもしれません。

今のような景気であればなおさら、このような「個人が個人にスキルを売るプラットフォーム」を作る意義は大きいでしょう。
古株のebayやCraigslistのようなサービスを引き合いに出すまでもなく、「AirBnB」や「Couchsurfing」の人気ぶりは「マーケットとしてのインターネット」の存在感を示しています。そして、ネットは「個人が個人にスキルを売る」のに最適(不可欠)な場所と言えるでしょう。

ジャーナリストのJeff Jarvisは自身のブログで「仕事のない未来」という記事を書いています。
彼は、テクノロジーの発展が(効率化により)多くの仕事を奪っているとし、それに置き代わる新しい仕事も生み出されていないと述べています。

アメリカ経済が落ち込んでいるのは、テクノロジーが成長を超える速度で発展しているからだ。
例えば新聞業界では近年何千ものジャーナリスト職が失われたが、経済が回復してもその仕事が戻ってくることはないだろう。
新しい仕事は起業家によって作られる。(だから私は起業ジャーナリズムを教えている)
しかし、これから新しい企業が生まれても、以前より多くのジャーナリストを雇うことはないだろう。
報道するニュースはこれまで通り存在し続けるが、インターネットのおかげで労働生産性が上がってしまったからだ。


小売り業界ではどうか。(アメリカの小売りチェーンの)Borders. Circuit City. Sharper Image. KB Toys. CompUSAを見てほしい。
どの街のメインストリートにもどのモールにも、お客が来ないような店舗は必ずある。
「短時間で物欲を満たすために近所で買い物するような行為」はこれから贅沢なサービスだと認識されるようになるだろう。
なぜなら、離れた場所で経営資源を集中し大規模にビジネスを展開するほうが遥かに効率的だからだ。
小売業界を破壊しているのはウォールマートではなくアマゾンだ。
アマゾンがやっているようなオンライン上の透明な価格設定は、全体的な価格を下げ、多くの企業が受け取る利益を減少させるだろう。小売業界は今よりさらに効率的になっていく。

現在私たちは、大規模なビジネスをするのに今までほど多くの労働者を必要としません。
でも、もし仕事がなくなったらお金も使えなくなるし、私たちはどうなってしまうのでしょうか?経済はどうなってしまうのでしょうか?

上に紹介したように、「個人が個人にスキルを売るマーケット」はこの問題の一つの解決策になるでしょう。個人が個人から直接お金を稼ぐことができるからです。確かに、これらのサービスで稼げるお金はせいぜい軽い副収入程度でしょう。(実際、このサービスだけで食べていける保証はどこにもない) ただ、今よりずっと多くの人が自分のスキルを売り出してお金を稼がないとどうにもならなくなる社会が来るとすれば、これらのビジネスは間違いなく時代を先取りしていると言えるでしょう。

これから経済がどうなるのかはわかりませんが、個人が個人からお金を稼ぐ流れはこれからも大きな意味を持つと予想されます。(それ以外の選択肢がない状況にあるとも言えます)
しかし、個人から直接提供されるサービスにお金を払ってもいいと思える人なんて実際多くいるのでしょうか?
SkillShareやTaskRabbitの今後に注目しましょう。


  • この記事はTheNextWebというメディアの下の記事を翻訳し、個人的な経験も含めて加筆したものです。

元記事リンク↓

2011年8月7日日曜日

本当に読みたい記事だけ選別してくれるアプリSummifyがすごい!

ネット上には日々膨大な情報(記事)があふれていますが、本当に読みたいと思う情報はけっこう限られています。今日イオンに買い物に行ったとか、今から仕事始めます!みたいな情報って、考えてみればどうでもいい情報です。(その子が好きな人とかならもちろん別ですが)
反対に、読む価値のある情報とは、読んですぐ「友達とシェアしたくなる情報」だと言えます。例えば、僕はこの記事を先週読んで、おもしろかったのでFacebookでシェアしました。

そんな価値ある情報だけをスマートに届けてくれるのがSummify(サミファイ)というウェブアプリです。実は数ヶ月前から使っているのですが、これが本当にすばらしいアプリなんです。

【アプリの使い方】

使い方は簡単で、まずGoogle reader, Facebook, Twitterのアカウントのどれか1つを登録して、メールアドレスを登録して完了。今はIphoneアプリも出てるので、メールアドレスは必ずしも必要ではないです。
これで、それぞれのメディアからおもしろいニュースのみを届けてくれます。細かい設定では、デフォルトで5本の記事を届けるところを10本にしたり、毎日届けるのを毎週とか月1とかにもできます。
また、Summifyで見つけた記事をさらにfacebook上でシェアしたくなっても、2クリックほどでできるので便利です。

【アプリの仕組み】

Summifyはどう記事を選別しているのかというと、facebookでlikeを多く集めた記事、twitterでリツイートが多かった記事、またはソーシャルメディア上で多くシェアされた記事などを優先的に選んでいるようです。また、過去に閲覧した履歴も参考にしているので、使えば使うほど自分好みの記事を集めてくれることにもなるでしょう。
僕の場合はtwitterでリツイートが多かった記事がだいたい4〜5本、ブログ記事が1〜2本、ネットメディアから2〜3本くらい届きます。

【ここがイチオシ】
Summifyのいいところは、なんと言っても選ばれる記事の精度です。
すぐにシェアしたくなるようなおもしろい記事ばかりです。
また、(新聞記事ばっかりとか)一定のソースに偏ることもなく、幅広く集めてくれるのもナイス。ぜひ使ってみてください。

2011年7月25日月曜日

「早死に予言」するスペイン人に会った



今まで「もしガンで余命数ヶ月の宣告をされると人生の見方が完全に変わってしまう」とは聞いてはいたけど、全然身近じゃないので共感も想像もできませんでした。だけど、この前あるスペイン人の友達と久しぶりに再会して、ちょっと理解ができたような気がします。
彼はこう言っていました。
「子供の頃からずっとなんだけど、俺は早死にする気がするんだよね」(しかも笑顔で!)
別におかしい人とか、鬱の人とかじゃなく、太陽の国から来た陽気なスペイン人です。

ちょっと考えてみてほしいのですが、もし自分がこのスペイン人(イグナシオさん)のように、「子供の頃から自分は早死にする」って思っていたら、今と全く同じように生きているでしょうか?たぶん全く違う生き方をしているのではないかと思います。

実際、イグナシオさんは経済学者になるという目標を持っていて、すごい努力家なんです。スペイン生まれ・スペイン育ちだけど、中東で数年働いた経験、タイのチュラロンコーン大学での研究生活、日本での留学経験もあるそうで、現在は台湾で政治経済の博士号の勉強中だそう。プライベートでも活動的で、今回日本に来たのも東北で被災者のためにボランティアしたいという思いからだったそうです。
そのとき、僕は彼と話していてふとこう思いました。この人の行動力って「早死に予言」と関係があるんじゃないか?つまり、「自分にはあまり時間は残っていないから妥協してる場合じゃない!」という焦りのようなものがあるんじゃないかと思うのです。最近レイジーな日々を過ごしてる僕にとって、これはけっこうハッとさせられる「気づき」でした。


歴史上すごいことを成し遂げた人々、いわゆる偉人たちには、死を身近に感じるような経験をした人たちが多い、と聞いたことがあります。それは、スティーブジョブスのように自分が病気で死にかけた経験だったり、身近だった人が亡くなったり、といった出来事だったりするそうです。イグナシオさんの「早死に予言」も、おそらく死を身近に感じるような経験に入るのだろうと思います。

早死にするなんて一般的にはすごい残念なことのように思われていますが、少なくとも彼にとってはプラスの影響を与えているようです。きっと老後の心配もないからお金の心配もないだろうし、貯金してる必要もない。ある意味ストレスフリーだし、自由ですよね。

あえて自分の人生は短いものなんだ!と信じ込んでみる。そこから生きる目的を探し出して、彼のように充実した人生を送る。そういう人生もアリなのかなと思いました。

ただ僕が1つだけ心配なのは、もし予言が外れて長生きしてしまった場合にどうするかですが(笑)

2011年7月20日水曜日

海外記事翻訳してみませんか?【参加者募集中】



Twitterからアイデアを得て、始めた企画です。
一緒にやろう!って思う方、現在参加者募集中です!
どんな活動なのかイメージしにくい人もいるかもしれないので、
ちょっとまとめてみました。

【プロジェクト名】
海外記事翻訳プロジェクト

【活動の内容】
海外のTech系記事を日本語に翻訳してブログに公開する。

【活動の目的】
・英語力の向上
・日本語の文章力向上
・海外メディアのリテラシーを身に付ける
・海外発のTech系記事を日本語に翻訳する人はまだ少ないため、社会的な需要がある。

【必要条件】
・ビジネス英語レベルの英語読解力。(Tech系の海外記事が読めればOK)
・目安として、2週間に1記事のペースで翻訳できること。(もちろん自由ですが)

(案)全員を繋げるグループウェア的なものはあってもいいと思う。
もし全員に連絡を取りたいときに便利だし、仲間意識を高めることができるから。
Google+はそういう意味でいいし、Facebookでもその役目は果たすことができると思う。

【具体的な活動方法】
・自分が興味のある海外記事を選んで、日本語に翻訳する。
・全部訳してもいいし、簡単なサマリー訳でもOK。(自由です)
・記事ソースはipadアプリ「ZETI」、ネットでの海外メディアまとめサイト、linked inのニュース機能などを使う。(ここはメンバーで共有してもいいと思う)その際、なるべくまだ日本語に訳されていない記事を翻訳するようにする。taniyang@さんが教えてくれた「Tech系初心者のための情報源まとめ」もすごく参考になります。

◎コメントはなるべく書き合いたいです。(モチベーション管理に重要)

【中・長期の展開など】
いい記事ができれば、ネットメディアに投稿したり、売ることもできるかもしれない。(この点については全然知らないので勝手な想像です)その際のcreditは「セルフブランディング」、「仕事のポートフォリオ化」に役立つ。

別にTech系の記事じゃなくてもいいのかなと思えてきました。

Tech系記事に興味ない人もたくさんいるし。


興味を持っている人同士でグループを作れたら、すごく楽しそうですね!
特に学生にとってはスキルを成長させるすごくいい機会になると思います。


興味のある方はぜひぜひ連絡お願いします!
もちろん、読者としても歓迎します。

2011年7月10日日曜日

シェアハウスのメリットとデメリット



シェアハウス・ルームシェアをしたことがあるでしょうか?

欧米では「みんなやってること」という感覚らしいのですが、日本ではまだまだ普及していないですよね。特に社会人になってからシェアしてる人はあまり多くなさそうです。


そこで見つけたこの記事。最近は20代の社会人でシェアハウスが浸透してきているそうです。「ひつじ不動産」という、シェアハウス物件のみを扱う不動産屋もあるそうで、なかなかおもしろそう。

僕自身、大学時代にタイ人留学生と日本でルームシェアした経験があり、シェアハウスには多くの人にとって魅力があるライフスタイルだと思っています。個人的な経験になりますが、僕が考えるルームシェア・シェアハウスのメリットはこんな感じです。

【部屋をシェアするメリット】
・家賃が安い
・楽しい
・一生の友達ができる
・交友関係が広がる
・対人関係を学ぶ機会&だらだらしない
・緊急事態のリスク回避

【部屋をシェアするデメリット】
・プライベートの時間が持ちにくい
・騒音問題につながる可能性
・合わないルームメイトだと最悪
・自由度の低下


言うまでもなく部屋をシェアすれば家賃は安くなります。でもシェアするメインの目的はもっと別の部分にあってもいいかなとも思います。それは例えば、仲のいい友達といつでも話せるという楽しさや、安心感。いくら個室があるとはいえ、同じ部屋に住むと本当にルームメイトのことをよく知ることになるし、仲良くなります。家族のような存在の友達って本当に自分にとって財産になります。

親友ができるだけじゃなく、ルームメイトから広がる交友関係も見逃せない要素です。一緒にホームパーティーをホストしたりするのはもちろん、「ルームメイトだから紹介しとく」という展開で友達が増えるのはごくごく自然なこと。

僕が先日会った人材ベンチャーの知り合いが言っていてなるほどと思ったのですが、ルームシェアすることで他人とのやりとり・距離感などを学べるから人間として成長するという教育的な効果もあります。また、一人暮らしだと掃除・洗濯もめんどくさくなったり、毎日だらだら過ごしたりしてしまいがちですが、他人と住んでるとあまり迷惑をかけられないので、自分を律することもできそうです。大きな病気になったときに助け合えるのでリスク回避にもなるでしょう。

逆にデメリットは、一人になる時間が確保しにくく、ストレスが溜まってしまう可能性があるということ。これはルームメイトが悪いか、そもそも自分はルームシェアに向いていないのかもしれません。

仲良かったけどルームシェアして仲が悪くなる話もたまに聞きます。掃除を全然しないダラしないやつだったり、モノやお金を盗まれたり・・・これははっきり言って最悪のシナリオなので、最初から本当によく知っている友達を選ぶしか方法はないでしょう。(もともと友達じゃなくても、事前に細かいアンケートをすることでぴったりのルームメイトを紹介してくれるというサービスもあるそうです)

逆にルームメイトとの仲が良すぎても騒音問題が起きたりします。先日大阪でシェアハウスしている友達に会ってきたのですが、そこでは隣近所からの苦情がひどくて、すごく気を遣わないといけなくなってしまったそうです。

自分の都合で簡単に引っ越ししたりできないという自由度の問題もあります。自分がいなくなったら当然ルームメイトの家賃負担分が増えて困ることになるのでこれはけっこうシリアスな問題です。いつでも引っ越しできるレオパレスとは正反対の不便さと言えそうです。

以上、シェアハウスのメリットとデメリットを書いてみましたが、個人的にはこれから日本で流行るだろうなと思っています。上に書いたようなデメリットはありますが、多くの人にとってメリットのほうが大きいからです。ただ、騒音問題とかは発生しがちなので、シェアハウスすることが想定された物件を探すのがベストだと思います。

次に引っ越しする時は、シェアハウス物件も候補に入れてみてはどうでしょうか?

2011年6月30日木曜日

お金が貯まる人、貯まらない人の違い


「お金に困る人は、収入が少ない人?」 実はそうではないようです。

正しくは、「お金に困る人は、お金の管理能力がない人」

シロクマさんのブログによると「お金の管理能力がない人」の特徴は次の3点だそうです。
①買い物をする際に、金銭の節約という概念が無い。 欲しいと思ったら我慢せずに買ってしまう。放っておけば、一ヶ月の収入の大半をたちまち使い果たしてしまう。
②.生活技能・生活感覚を欠いているために、食事を自分でつくることが出来ない。それどころか、スーパーで安い食べ物を買うことなく、より家に近くて割高なコンビニエンスストアで買い物してしまう。外食もひんぱん。
③.煙草やアルコールのような嗜好品を好み、やめるどころか減らすことも困難な状態。
シロクマの屑籠(汎適所属)「お金に困っている人はえてしてお金がかかる」より抜粋

これを聞いて あぁ自分もちょっとはあるかも・・・・と思う人は多いはず。
ここまで極端じゃなくても、お金があれば使ってしまうような人っていますよね。

この場合、
お金の管理能力がないからお金に困る場合と、
ただ単に、自分の意思で欲しいものを買うからお金に困る場合とがあります。

例えば、コンビニで何かを買うとき、自分なりの理由があるでしょうか?
それとも「なんとなく」買ってしまっていますか?

コンビニにあるものは、大抵の場合スーパーで安く買えるので、
それをわかっていてコンビニで買うには、よほど聞こえのいい「言い訳」が必要です。
(コンビニにしか置いてないものがあるからとか、近くにあって便利だからとか、タバコを買うときのついで買いとか)

そうではなく、なんとなくコンビニで買っているのなら、
お金の管理能力はあまりないと思ったほうがいいでしょう。

じゃあ、自分なりの理由はしっかり持っていて、
それでもコンビニで買い過ぎてしまうような人はどうすればいいでしょう?
(つまり単純に買いたいものが多い人たち)

英語では、お金がかかる女の子のことを
A girl with high maintenance と言ったりします。

選ぶならハイメンテ女子よりローメンテ女子にしたほうがいい!という教訓はここから生まれるわけですが、これは言いかえれば、世の中には生まれながらにハイメンテな人とローメンテな人がいるということです。
車で例えるなら、少ないガソリン(お金)で長距離走れる(燃費がいい)人と、
同じ距離を走るのにより多くのガソリンを必要とする人。
まさにプリウスとアメ車でしょう。

僕は、このハイメンテな人とローメンテな人の違いは性格的なもので、
なかなか変えるのは難しいと思っています。

なので、ハイメンテな性格な人は、性格を変える努力をするか、
ハイメンテな生活を支えられるだけの収入を確保するしかないと思います。

2011年6月19日日曜日

言葉が伝わらない楽しさ



会社に中国人の同僚がいて、たまにご飯を食べに行くことがあります。
彼にはとても綺麗な中国人の奥さんがいて、
3人で食べに行くこともあります。
その同僚は日本で大学院に行っていたので日本語はできるのですが、
奥さんの日本語はあまり上手とは言えない程度。
僕も中国語はカタコト程度なのでいつも言葉の壁を感じることになります。

外国語を勉強したことのある人なら分かると思うけど、
この「言いたいことが言えない感覚」はもどかしいです。
普段日本で日本語を使って日本人と話していればこんな苦労はしないので、
その違いは大きい。
「聞けば100%分かるし、言いたいことも言える」から
「聞いても分からないし、言いたいことも言えない」への変化。
一見、そんな会話はつまらなさそうに見えますが、
僕はその奥さんとのカタコト会話を楽しんでいます。

その理由はその奥さんが美人だから・・・ではなく、
単純に「笑えることが多い」から。

奥さんが料理を注文するときに「ホタテ」と日本語で言おうとしていたのですが、
その発音がおかしいだけで笑えるし、
逆に僕の中国語の発音がおかしくても笑えるらしい。
間違っているときだけじゃなく、
正しい発音で言えたときもなぜか笑えるから不思議です。

もし、僕と彼女の間にこの「言葉の壁」が全くなかったとしたら
同じようにおもしろいでしょうか。
おもしろくないことはないと思いますが、
笑いのポイントは全く違うものになっていると思います。

つまり、
言葉が伝わらないことは必ずしも悪いことではないということ。
言葉が伝わらないから楽しい時間が過ごせることもあるわけです。

いつもこういう会話じゃ疲れてしまいますが、
たまにする程度ならこういう会話もすごく楽しいです。

2011年6月13日月曜日

モノを持たない生活が魅力的な理由



先週の日曜日に、家の中にある要らない家電製品を捨てました。
テレビ、ホットプレート、コタツ、ビデオデッキ、ファンヒーター、オーディオの6点。
捨てるのに8600円もかかるのは高すぎると思ったけど、
捨ててみて気分が良くなったので良しとします。
テレビ以外は壊れていて、
家の中でスペースを占領しているだけだったのでなおさらです。
なんでこんなにモノを持たないことにこだわるかと言えば、
結局はシンプルな部屋が一番好きだから、です。
ある有名なデザイナーいわく「世界で受け入れられるデザイン」とは
「シンプルさ」らしい。
なんかわかる気がする。

例えば、無印良品の商品が好きな人は多いと思うけど、
これも「シンプルさ」ですよね。
決して安くはないけど、無駄な機能がないし、色も洗練されてる。
「シンプルでいい」っていう諦めじゃなくて、
「シンプルがいい」っていう憧れ。
chikirinは面白いことを書いてます。
欧州の家電のデザインが素敵なのは、機能を絞り込むからです。欧州の市場は人が豊かになってからの期間が長いので、「機能が少ないことの付加価値、ごちゃごちゃしていないことの付加価値」を理解しています。
デロンギのオーブンにはレンジ機能はついてないし、ティファールのポットに保温機能がありません。だから売れているんです。これらは、時には「機能てんこ盛り」の日本製品より高く売れます。消費者が「機能が少ないシンプル商品という付加価値」を認めているからです。
chikirinブログ 「エアコン設計に見る昭和的発想」より抜粋
きっと世代間でシンプルの捉え方が違うんですよね。
若い世代はシンプルなことそれ自体に価値を感じるけど、
親世代はシンプルだと
「(お金がなくて)シンプルなものしか選べない」という捉え方をする。

こういうことを言っていると草食系男子とか言われてしまうんですかね~
どうせならシンプル系男子とかにしてほしいですね。

2011年6月8日水曜日

英語ができなくても海外で働ける理由


おそらく多くの人は
海外で生活するには英語(外国語)ができないとダメだと思っている。
実際にそれは正しいです。

仮に家に引きこもっていたとしても、
スーパーで食料品を買わないといけないし、
レストランで注文できないといけない。
海外でこういった最低限の外国語ができなければ死活問題になります。

じゃあ海外で仕事をする場合はどうか。
普通は、こう思うでしょう。
「外国語で仕事ができるなら、その言葉が流帳である証拠」

一見その通りに思えますが、これには例外があるのです。

僕の知り合いで、アメリカ、ヨーロッパ、中国で数年間
海外駐在していたAさんがいます。
英語どころか数ヶ国語を話せるスゴイ人だと思っていましたが、
本人は「全然そんなことはない」と言うのです。

その証拠に、
「レストランで注文もできなかった」と言うのです。

「外国語を使って仕事ができる人が、レストランで注文もできない」
というのは矛盾していると思うかもしれませんが、
これは実際に起こり得ることなのです。

Aさんの場合、化学系の企業だったため、
「言葉が分からなければ、化学式を伝えれば通じる」
と言っていました。

つまり、仕事の専門性(理系度)が高いため、高い言語能力がなくても
同僚やお客さんとコミュニケーションが取れてしまう、ということなのです。

僕の後輩で太陽電池の研究をしてる人がいて、
今度、学会の発表でシアトルに行くそうです。
正直言って「おまえ英語できたっけ?」というやつで、
ほとんど英語はできないし、もしアメリカに置き去りにされたら、
リアルに飢え死ぬ可能性が高い。

だけど、太陽電池についての専門知識がすごいから
多少英語ができなくても、研究者同士ではコミュニケーションが取れてしまう。
たぶんこっちは、単語がわからなかったら数式で伝えるのでしょう。

こんな風に、理系の専門知識は時に言葉を超える。

だから、僕がアメリカに留学していたころも、
工学部・物理学部の外国人留学生には英語ができないやつが多かった。
これは、彼らの言語能力が特別劣っているわけじゃなく、
そもそも英語がそんなにできなくても、授業に付いていけるということ。
つまり、工学系の専門知識が英語能力の低さを補っていると言える。

これが逆に、哲学・社会学・政治学と言った人文学系の場合、
高度な英語運用能力が必要になるので、
そもそも英語ができないと授業に付いていけない。

これは工学と政治学の教科書を見較べれば一目瞭然!
工学の教科書は図・写真・数式ばっかりだけど、
政治学の教科書は難解な単語ばっかりです。

普通の外国人にとって、弁護士や営業といった
高い外国語能力を必要とする職業に就くことは難しい。
でも、理系度が高い職業(エンジニアとかIT技術者)であれば、
言語能力の低さを専門知識で補完することができるのです。

普通、「英語ができる」と聞くと、生活面での英語ができると思いがち。
ショッピングに行って店員としゃべったり、
映画館で外国語の映画を字幕なしで見たり、といった感じです。
海外で暮らしてて、こういった生活面を外国語で過ごす。
多くの人にとってこれは外国語を勉強する楽しみであり、憧れでしょう。

でも実際は、そんなプライベートで使う英語はサッパリできなくて、
仕事面での英語ができるだけという場合もあるのです。

生活面での英語能力と、
仕事面での英語能力は切り離して考えたほうがいいのかもしれません。

2011年6月3日金曜日

就活イベントで発表します@関西外大



今週土曜日、6月4日に関西外国語大学で就活イベントが開催されます。
外大の卒業生が20人くらい招集される予定で、
その中に僕も入っています。

そもそもこのイベント、去年に卒業生の有志で始めたのがきっかけで始まって
なかなか好評だったらしく、今年もやろう!ということになったそうです。

このイベントに参加するメリットとして、

1.留学経験のある卒業生(社会人1〜3年目)の社会人話が聞ける

2.卒業生にとっては、卒業生同士の人的ネットワークを作ることができる

外大に限らず、多くの大学生にとって大学の先輩から仕事話を聞くのはおもしろい。
特に学生は仕事についての情報をあまり持っていないので、
実際に企業で働いている卒業生から聞く話は新鮮だと思います。

2に関しては、僕が楽しみにしている点です。
20人集まる卒業生はそれぞれ違う職種や業界で働いているので、
情報を仕入れたり、コネクションを作ったりするのに最適だからです。
もちろん、在校生とも積極的にネットワークを作りたいと思っています。

さて、僕は当日、プレゼンテーションをします。
テーマは「自分に合った仕事に就くにはどうしたらいいか」です。
難しそうな問題ですが、具体的でわかりやすい答えを用意してあります。
僕は別に就活の専門家じゃないし、いわゆる就活エリートでもないので、
「いかに企業の採用面接をくぐり抜けるか」的な話をするのは無理があります。
なので、こんな感じにテーマをちょっと幅広くして、
就活に忙しい4年生以外の学生でも楽しめる内容にしました。

まあ就活エリートを目指してる方は、大企業に就職した卒業生もいるので、
そちらのプレゼンを聞いてもらったらいいかと思います。

渡辺正裕著の「35歳までに読むキャリアの教科書」を
短くまとめた内容になっているので、
「どこかの会社員がなんかテキトーなこと話してるだけ」
みたいなことにはならないはず。

この本、大学生だけじゃなく、社会人にも強くオススメしますよ。

イベントは6月4日、午後12時半から15時まで。
場所は関西外国語大学、国際交流センターで開催します。

今年もこれからも、就職戦線は大変になると思います。
僕は運良く職に就いていますが、明日は我が身。
ある意味、就活生と同じ危機感を持っていますので、
キャリアについて真剣に考えることが多いです。

興味があればぜひ、聞きに来てください。

2011年5月24日火曜日

ニッカウイスキーが当たった!


今日、ニッカウイスキーが届きました。
買ってないのに!と一瞬思ったんですが、
以前、「バー読」というipadアプリで応募したのを思い出しました。

この懸賞は、商品のために応募するタイプじゃなく、
「アンケートに答えると抽選で何名かに当たります」的なもの。
イケアのこともあるし、最近ツイてるかもしれません。

さて、このアプリ、悪くはないアプリです。
アプリを立ち上げると、バーの写真とジャズが流れ始めて
バーで聞こえる"音"が聞こえてきます。
印象的なショートストーリーがいくつかあって、
音楽を聴きながら簡単な読書できるというもの。

第1話は、ある普通の日本人サラリーマンに、
チュニジアで暮している友人から手紙が来るというもの。
ストーリー自体は悪くないけど、
すべてのストーリーにウイスキーの固有名詞を入れるのはやめたほうがいいと思う。例えば、その「友人からの手紙」には、
「今度日本に帰ったら一緒に【竹鶴】っていうお酒を飲もう」
みたいな一文がある。

この「竹鶴」っていうのは
おそらくこの会社が売っているお酒の名前ですが、
読んでいるほうからすると「なんだ、結局宣伝かよ」
と感じてしまい、雰囲気が台無しになる。

宣伝するのを否定してるわけじゃないし、
お酒を売るためにアプリを作ったのはわかるんだけど、
「宣伝かよ」って思った瞬間に大抵の人は読むのをやめる。

どんなに素晴らしいストーリーでも、まず読まれないと意味がない。

そこを理解すれば、もっといいアプリになると思います。

ま、とりあえず乾杯!

2011年5月22日日曜日

アメリカ流「Youtubeの楽しみ方」2選

こんな題名を書いておきながら、
YouTubeが好きになったのは、つい最近のことです。
そもそもYouTubeなんてこれまでほとんど観たことがなかった。

知っての通り、YouTubeでは自分の動画をアップロードして
他人と共有することができるわけだけど、みんなが動画を編集するわけじゃないし、
見るに値しない動画もYouTubeの中にはたくさんあります。

僕がこれまでYoutubeを見なかった理由は、そういう「ノイズ」が多かったからで、
正直言って、Youtubeの楽しさがよくわからなかった。
要するに「クズ動画を集めたサイト」くらいにしか思ってなかったのです。

Youtubeが気に入らなかった理由をまとめると、

①低品質(テレビのほうがよっぽど高品質)、
②ノイズ(見るに値しない動画)が多い
③そもそも数分の動画しか見れないとかありえない

その考え方が少し変わったのは、自分の映っている動画がアップロードされたとき。
大学にいたとき、キャンパス内でアカペラコンサートに出演したことがあって、
たまたま聞きに来ていたアメリカ人の1人が、その様子をビデオに撮っていたのです。

画質も音質も全然良くないビデオでしたが、
自分が映っていたので、「なかなかいいビデオだ」と思ったわけです。

おそらく、この現象は誰にでも起こります。
つまり、
自分や、自分の知っている身近な人(友達など)が映っているビデオなら、
映像のクオリティが低くても、けっこう気に入ってしまうのです。

なので、Youtubeを楽しむ方法その1は、
自分で動画をたくさん撮って、アップロードすること。
それに、動画をアップロードしている友達を持つことです。

ただ、これはかなりアクティブな人向けで、
動画好きなアメリカ人ならともかく、
日本ではYouTubeは観るだけでいいという人が大半だと思います。

ただ、テレビ番組や映画といったコンテンツは
YouTubeからどんどんなくなっていく傾向にあり、
そういう視聴には向かないように思います。

そこで、Youtubeを楽しむ方法その2
ユーチューバー(Youtuber)を探すことです。

YouTuberとは、YouTubeをよく見る人、という意味じゃなく、
Youtubeに動画をアップロードすることで、有名になった人達のことです。

日本ではchkirinのように、ブログを書き続けて有名になった人がいますが、
アメリカではYouTubeをアップし続けて有名になった人もいるわけです。

この前アメリカ人の友達におすすめのYoutuberを教えてもらったのですが、
日本人でもわかりやすいものだけ選ぶとこんな感じです。

Niga Higa 
日系アメリカ人のRyan Higa君がやってる人気のYoutubeチャンネル。
ビデオだからできる多彩なワザなどに注目です。

Improv Everywhere
下の動画は、ニューヨークのでかい駅で、おもしろいドッキリをやってのけたというもの。
こんな感じで、公共の場でやるドッキリが多いチャンネルです。

WongFu Productions
カリフォルニア発の映像制作プロダクション、
と言っても3人組の小さな集団で、
もともとYoutubeに動画をアップロードして有名になったので
今でもYoutubeで多くの購読者を集める人気チャンネル。
下のショートムービーは上のNiga Higaとの合作なので、
笑える部分はRyan Higa君のユーモアですが、
映像の作り・アクション・構図などはWongFu色が出ています。
わかりやすいアクションコメディーなので、
英語がわからなくても、ストーリーはつかめると思います。

こういうYoutuberって日本人ではいないですよね?
僕は聞いたことないです。

ある程度の購読者数を集めるくらい有名になると、
YouTubeからYouTube partnerとして登録依頼が来て、
広告に協力する見返りにお金をもらえるそうです。

さらに、人気のYoutuberには、
視聴者だけじゃなく、企業も集まってきます。

シドニー在住のYoutuber Natalieさんは
Community ChannelというYoutubeチャンネルを運営しているのですが、
大手海外旅行ガイド出版社Lonely Planetからのオファーがあったそうです。

その中身は、Natalieさんに世界の観光地へ行ってもらい、
Youtubeでレポートしてもらうというもの。

おもしろい企画ですよね。
それにタダで世界旅行できるなんて羨ましい!

こんな風に、こういうYoutuberの動画は、
ただの「おもろい動画」に留まらず、
広い範囲でマネタイズされている点がおもしろい。

最近Youtube観ていない、という人は
この機会にお気に入りのYoutuberを探してみてはどうでしょう?