2011年5月22日日曜日

アメリカ流「Youtubeの楽しみ方」2選

こんな題名を書いておきながら、
YouTubeが好きになったのは、つい最近のことです。
そもそもYouTubeなんてこれまでほとんど観たことがなかった。

知っての通り、YouTubeでは自分の動画をアップロードして
他人と共有することができるわけだけど、みんなが動画を編集するわけじゃないし、
見るに値しない動画もYouTubeの中にはたくさんあります。

僕がこれまでYoutubeを見なかった理由は、そういう「ノイズ」が多かったからで、
正直言って、Youtubeの楽しさがよくわからなかった。
要するに「クズ動画を集めたサイト」くらいにしか思ってなかったのです。

Youtubeが気に入らなかった理由をまとめると、

①低品質(テレビのほうがよっぽど高品質)、
②ノイズ(見るに値しない動画)が多い
③そもそも数分の動画しか見れないとかありえない

その考え方が少し変わったのは、自分の映っている動画がアップロードされたとき。
大学にいたとき、キャンパス内でアカペラコンサートに出演したことがあって、
たまたま聞きに来ていたアメリカ人の1人が、その様子をビデオに撮っていたのです。

画質も音質も全然良くないビデオでしたが、
自分が映っていたので、「なかなかいいビデオだ」と思ったわけです。

おそらく、この現象は誰にでも起こります。
つまり、
自分や、自分の知っている身近な人(友達など)が映っているビデオなら、
映像のクオリティが低くても、けっこう気に入ってしまうのです。

なので、Youtubeを楽しむ方法その1は、
自分で動画をたくさん撮って、アップロードすること。
それに、動画をアップロードしている友達を持つことです。

ただ、これはかなりアクティブな人向けで、
動画好きなアメリカ人ならともかく、
日本ではYouTubeは観るだけでいいという人が大半だと思います。

ただ、テレビ番組や映画といったコンテンツは
YouTubeからどんどんなくなっていく傾向にあり、
そういう視聴には向かないように思います。

そこで、Youtubeを楽しむ方法その2
ユーチューバー(Youtuber)を探すことです。

YouTuberとは、YouTubeをよく見る人、という意味じゃなく、
Youtubeに動画をアップロードすることで、有名になった人達のことです。

日本ではchkirinのように、ブログを書き続けて有名になった人がいますが、
アメリカではYouTubeをアップし続けて有名になった人もいるわけです。

この前アメリカ人の友達におすすめのYoutuberを教えてもらったのですが、
日本人でもわかりやすいものだけ選ぶとこんな感じです。

Niga Higa 
日系アメリカ人のRyan Higa君がやってる人気のYoutubeチャンネル。
ビデオだからできる多彩なワザなどに注目です。

Improv Everywhere
下の動画は、ニューヨークのでかい駅で、おもしろいドッキリをやってのけたというもの。
こんな感じで、公共の場でやるドッキリが多いチャンネルです。

WongFu Productions
カリフォルニア発の映像制作プロダクション、
と言っても3人組の小さな集団で、
もともとYoutubeに動画をアップロードして有名になったので
今でもYoutubeで多くの購読者を集める人気チャンネル。
下のショートムービーは上のNiga Higaとの合作なので、
笑える部分はRyan Higa君のユーモアですが、
映像の作り・アクション・構図などはWongFu色が出ています。
わかりやすいアクションコメディーなので、
英語がわからなくても、ストーリーはつかめると思います。

こういうYoutuberって日本人ではいないですよね?
僕は聞いたことないです。

ある程度の購読者数を集めるくらい有名になると、
YouTubeからYouTube partnerとして登録依頼が来て、
広告に協力する見返りにお金をもらえるそうです。

さらに、人気のYoutuberには、
視聴者だけじゃなく、企業も集まってきます。

シドニー在住のYoutuber Natalieさんは
Community ChannelというYoutubeチャンネルを運営しているのですが、
大手海外旅行ガイド出版社Lonely Planetからのオファーがあったそうです。

その中身は、Natalieさんに世界の観光地へ行ってもらい、
Youtubeでレポートしてもらうというもの。

おもしろい企画ですよね。
それにタダで世界旅行できるなんて羨ましい!

こんな風に、こういうYoutuberの動画は、
ただの「おもろい動画」に留まらず、
広い範囲でマネタイズされている点がおもしろい。

最近Youtube観ていない、という人は
この機会にお気に入りのYoutuberを探してみてはどうでしょう?

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